100万部突破大人気シリーズ第14巻、満を持して登場!!/『本所おけら長屋(十四)』畠山健二著


編集のお手伝いをさせていただいている畠山健二先生の『本所おけら長屋』シリーズ第14巻、本日発売になりました!

満を持しての登場ですよ~!

14巻の目玉は、なんといっても、おけら長屋の妹分、お糸ちゃんの出産です。オビにもおなかの大きいお糸ちゃんが登場してますね。

お糸ちゃんは、八五郎さんとお里さんの一人娘。思い人の文七と結ばれて、めでたくお腹に赤ちゃんが宿りました。おけら長屋の面々に、妹のように可愛がられているお糸ちゃんですから、みんなが大騒ぎするのは、目に見えていましたよね。

読者の皆さんからも、お糸ちゃんの出産のお話しを期待する声はたくさんいただいてましたので、まさに待望の一篇かと思います。そして期待通りの大騒ぎ、そして畠山先生ならではの、泣いて笑ってからの、大展開!

ぜひご期待ください!!

それから、お糸ちゃんのお話の他にも、13巻で登場した松吉の優しい義姉・お律さんの江戸でのお話もありますし、さらにはおけらファンに大人気の殿さまこと高宗さんと、これまた「よいよい」で大人気を博した酒癖の悪すぎる錦之介さんが一緒に登場しちゃいますよ~! 喜んでいただけることうけあい。間違いなく素晴らしい一冊になっております。

そして、本日のAmazonさんランキングも、BEST3と、いい感じです!


嬉しいですね~。
皆さんが待ってくださっていただのがよくわかります。

そして、そんな皆さんのご期待に十分に応えるめちゃくちゃ面白い一冊になっていますので、皆さん、安心してお手に取ってくださいね!

(むとう)

 

 

 

 

古代史を読み解くなら『日本書紀』から。関裕二流「古代史の読み解き方」を大公開!/『こんなに面白かった 古代史「謎解き」入門』関裕二著(PHP文庫)


2020年は、『日本書紀』成立1300年の記念イヤーです。

それを記念して、東京国立博物館では「出雲と大和」展が開催されています。会期は3月8日までありますから、まだの方はぜひともいってみてくださいね!ちなみに私は前期に一度行ってきたんですが、いやあ、ほんとすごかった。

特に、前半の出雲からの出展がすごかった。オープニングに現れる「宇豆柱」と「心御柱」は有無を言わせぬ迫力でしたね。両方とも鎌倉時代の遺物で、創建当時のものよりは小規模なのかもしれませんが、しかしあの大きな柱は、古えの壮大な本殿を想像するには、十分な存在感がありました。いずれも初めて見たわけではないのですが、武蔵国であった東京の真ん中で改めて会いまみえると、格別の存在感。その「存在の太さ」に圧倒されちゃいましたね。

そしてなんといっても、この「武蔵」の地で、「出雲」と「大和」が邂逅すると、言うのがまた……。もうね。古代史ファンとしては、たまらんというか、感動的なわけなんですよ。

そんなわけで、特別展にはぜひとも皆さんも、足を運んでみていただけたらと思います。もし、古代史に興味がないという人でも、理屈や知識ではない部分で、ガツンと来るものがあると思うんです。私もできればもう一度見に行きたいと思っています。

さてさて。そんなわけでして、皆さんお馴染み・古代史研究家の関裕二先生のご登場です。やはりこの『日本書紀』記念年に、先生のご本が出ないわけにはいきません!

単行本『古代史は知的冒険』(PHP研究所)に加筆いただき、全体を再編集、改題して、PHP文庫にご登場いただきました!(2月5日発売ですので、もうすでにお手に取ってくださった方もいらっしゃるかもしれません。ご紹介が遅くなって済みませんでした^^;)。

なんだかんだ言って、『日本書紀』は日本初の正史です。関先生は、『日本書記』を定点としてとらえ、そこに描かれているものであれば、その描かれ方にフォーカスし、逆に描かれなかったことは何なのか、なぜ記載されなかったか、と言った視点を絶えず持ちつつ、古代史の謎へと切り込んでいかれます。

そんな関先生流の読み解き方・作法を、惜しみなく公開していく内容なので、「古代史」としては、かなり網羅的な内容になっています。そう言う意味でも、古代史はあまり知らないという人でも、古代史入門書としてお勧めしたい内容になっていると思います。もちろん、古代史好きな方も、楽しんでいただける一冊になっておりますよ。

ぜひお手に取ってみてくださいね!

(むとう)

生きるって大変、でもやっぱりいいもんですよね…。『男はつらいよ 寅さんの人生語録・改』/山田洋次・朝間義隆作、寅さん倶楽部編(PHP文庫)


ついに今月の27日、第50作めが公開!

『男はつらいよ』シリーズが始まったのは、1969年。そして、主演の渥美清さんが生前出演された最後の作品(48作)が公開されたのが1995年。つまり26年間も毎年欠かさず公開され続けたということになります。本当にすさまじいとしか言いようのない破格のシリーズです。

そして、特別篇である49作は1997年に公開され、さらに22年が経過して今年、2019年。シリーズ第50作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が、12月27日に公開されます。

そんな記念すべき今、『男はつらいよ 寅さんの人生語録・改』が刊行されました!

本作は1993年に同じくPHP文庫から出版されていたものに、修正・再編集し、「改」として再出版したものです。一度出版されていたものではありますが、内容に関してはかなり変更しております。というのも、元々の本は台本を元に言葉を抜き出しているのですが、今回はすべて映像から言葉を抜き出しているんです。これは、かなり大きな違いですよ!!もし前作をお持ちだとしても、こちらは買っていただいて損はないと思います!

いえ、持っている方こそ、ぜひ買っていただきたい!
編集が申し上げるのはおこがましいですけど、しかしそんなことを申し上げたいくらい、この言葉の一つ一つには、思いを込めています。何度も何度も映画にあたりながら、修正を繰り返しました。口語が過ぎて、ある意味読みづらいところもあるかもしれませんが、今回は少しでも名優の台詞の空気感、口語ならではの息遣いをできるだけ再現したかったのです。

美しい言葉の数々

今回、このお仕事をお手伝いするにあたり、作品を見直した私は、その言葉の「日本語」の美しさに瞠目しました。

マニアの皆さんにはお叱りを受けてしまうと思いますが、『男はつらいよ』は、親と見るお馴染みの映画というかんじで見てきました。しかし今回仕事として見直してみると、これが……。一応、小説などの編集の端くれとして、言葉を読む日々を送っている自分からして、思わず「これほど美しいものか…」と息をのんだのです。

そして、その言葉を表現する寅さん(渥美さん)をはじめとした俳優の皆さんの台詞・音がまた美しい。なんとすごい作品なのか、と唸りました。

こちらの本でご紹介しているほかにも、好きな言葉が無数にあります。いろんな方がおっしゃる通り、まさに名言の宝庫なのです。人によって千差万別でしょうし、精神状態によっても響く言葉は違うでしょう。それから、映画を見ているか見ていないかによっても、違ってくるんじゃないかと思います。

例えば私は、この台詞が好きでたまらないのです。↓

普通の台詞すぎますか? しかし、映画でこのシーンを思い起こすファンの皆さんにはわかってもらえるんじゃないかと思います。

この言葉は、抑制のきいた静かな口調で、丁寧に語られます。思い込みの強い泉の義叔父さんに、腰を低めながらも、きっぱりと言う、その姿のかっこいいこと。そしてその言葉の美しいこと。

うーん、これはやっぱり映画を見てほしいなあ。音も聞いてほしい。

そして、こちらの名言も好きです。これは映画を見たことがなくても、なにかこう、ぐっとくるものがあるのではないかと思います。

ちなみに、一緒に編集を担当してくださったN編集長はこの名言が大好きだとおっしゃってました(そしてオビ裏に選んでらっしゃいます)。わかるわ~。

…と書いてきて、ふと気づきました。私ときたら計らずとも、「伯父と甥」の言葉を二つ選んでますね。別に狙ったわけじゃないんですが、私はこの二人の優しい関係が好きなんだってことでしょう。

『愚兄賢妹』

それから、名言としては今回上げていませんが、さくらの「お兄ちゃん!」と呼びかける声が大好きです。

もともと『男はつらいよ』は『愚兄賢妹』という仮タイトルで、TVドラマ放送寸前に『男はつらいよ』となったという有名なエピソードがありますが、最初のタイトルというのは、やっぱり本質を表していると思います。『男はつらいよ』は、寅さんとさくらの物語なんですよね。

そう言う意味でも、今回オビにさくらこと、倍賞千恵子さんにお言葉をいただけたのは、本当にありがたいことでした。渥美清さんの写真、倍賞さんのお言葉、山田洋二監督と朝間義隆さんのお名前が並んでいる様子は、何とも正しいように思います。

本書は、『男はつらいよ』という大海を映し出すにはあまりに限りある小さな一冊ですが、しかし、作品の素晴らしさの一端を確かにお伝えできる一冊になっているんじゃないかと思います。本書をお手に取っていただいて、その言葉の美しさをぜひ知っていただけたらと思いますし、そして、また映画を見ていただけたら、これ以上嬉しいことはありません。

そして、新作『お帰り 寅さん』もぜひぜひご覧ください!

私は役得で試写会で拝見しましたが、胸がいっぱいになりました。第50作をご覧になってからまたこの本を見ていただくと、「あっ」と思っていただけるかもしれません。

最後になりますが、大変お世話になりました松竹さまのご担当Kさん。そして、寅さんを愛してやまないN編集長に、改めまして御礼申し上げます。N編集長が「今寅さんに出会い直すことは、ムトウさんの人生にとって大きな意味があるよ、絶対に」と言って下さったこと、本当におっしゃる通りだった、と今感じています。

(むとう)

畠山先生のセキララ?自伝的書き下ろしエッセイ、ついに登場!!/『粋と野暮 おけら的人生』畠山健二著(廣済堂出版)


ついに100万部を突破し、先週最新刊の13巻が刊行された『本所おけら長屋』シリーズ。

おかげさまで、13巻も絶好調です!!
皆様、ありがとうございます!!

さて、実はもう一つ。畠山先生のご本がほぼ同時に出版されました。

「自伝的エッセイで、13巻の刊行とほぼ同時になるよ」と先生からうかがっていたので、私もとても楽しみにしておりました。しかし、よもや私も少し参加させていただくことになろうとは…。

「400字でね」

先生、突然の電話で、突然の発言。

「テーマは『粋と野暮』でね」

そ、それは先生のご本のタイトルでは?
ゴニョゴニョと問い返す私。

「ムトウさんにも一筆書いてほしいんだよ。そのお願い」

――そういうことですか!

正直言って、私ごときが書いていいものかもよくわからないですが、先生に書けと言われたら、そりゃもう、書きます!はい!

……ということで、変な汗をかきながら400字の駄文を書かせていただきました。

見本を拝見して、なるほど、こんなふうに掲載していただいたんだなあ、と新鮮。しかし、改めてみると無駄な言葉の多いこと。駄目ですねえ、ほんと野暮な文章(涙)。

それに比べて先生のエッセイはさすがさすが。江戸っ子の「粋」とはこういうことですよ。

これまでにも、先生の来し方はうかがってはおりました。しかし、いざ拝読すると、そうだったんですか!?と、驚いてしまう初聞のエピソードが満載。

そして随所に落語や、落語家さんや芸人さんのエピソードがちりばめられていたりと、「笑芸作家」たる先生の無限の引き出しを垣間見せくださってます。

皆さんに愛していただいている『おけら長屋』がどうして生まれているのか。その楽屋裏を惜しげもなく見せてくださっている、そんな一冊です。そんなわけで、私の駄文はともかく、必読の一冊になっていると思います。

ぜひ、『おけら長屋』シリーズと合わせて、お手に取ってみてくださいね~!

(むとう)

 

 

 

「令和」の典拠となった万葉集「梅花の宴」。浮かび上がる古代史の実像とは?!/『万葉集に隠された古代史の真実』関裕二著(PHP文庫)


古代史ファンにはお馴染み!関裕二先生のご本の編集をお手伝いさせていただきました!ちょっとフライングのご紹介ですが、発売は8月1日になります。

テーマはずばり『万葉集』。
時節柄ぴったりですよね!?

本書はもともと実業之日本社さんで『なぜ「万葉集」は古代史の真相を封印したのか』として刊行されていましたが、タイトルを改定しまして全体的に再編集。先生に加筆をお願いしました。

新元号「令和」は、史上初めて日本の書物を典拠として選出されたものです。その意味でも、エポックメイキングな元号なわけですが、この元号が「梅花の宴」という場面から選出されたと聞いて、歴史好きはどよめいたんじゃないかと思います。

と言うのも、この場面は「筑後歌壇」歌人たちが勢ぞろいしたという、かなり有名なシーン。正直私もニュースでこの一報を聞いて「あえてあそこから?」と驚き、さらにそれがおそらく中西先生の案であろうと聞いて、「さすが中西先生。学者恐るべし」と思いました。

――為政者の希望通り、和籍を典拠とし、美しい音と漢字をもちいて、これまでとはちょっと雰囲気の違う元号を提案。「希望通りの元号だ」と為政者は大喜びで採用。しかしそんなに素直に喜んでいる場合でもないかもしれない。二重三重に重ねられた言葉に籠められたメッセージに、歴史と言葉の深みを知る学者たちは一瞬でその意味を受け取り、「…ほう」と頷いているのだから…………

とまあ、そんなふうに私は連想してしまったのでした。

これぞ、「学者」の本領ではないでしょうか。学者ならではの戦い方。わかる人にはわかる、毒。時限爆弾のように仕組まれた言葉の意味……

あの場面からあえて選んだ意味を、歴史を意識している人たちはもちろんのこと、後代になっても、その時代の学者が見たら、説明するまでもなく、この時代がどういうものであったかを了解できるであろう元号だからです。くどい言い方をしてしまいましたが、『万葉集』こそ、まさにその元祖ではないか。そのあたりのことを、明確に語ってくださっているのが、関先生のこの一冊なのです。

『万葉集』は、単なる文学作品ではない。そこに籠められた公では語られない歴史の真相を、私たちは感じ取り、読み解くべきではないか……。

先生はそんなふうにおっしゃいます。

「梅花の宴」はその代表的なものですが、実は『万葉集』そのものに、正史には取り上げられなかった者たちの実像が描かれているのです。

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-76953-0

ぜひぜひ、お手に取ってみてくださいね~!

(むとう)

ついに累計100万部突破!第13巻も泣いて笑って絶好調!!/『本所おけら長屋(十三)』畠山健二著


やりました~!!
『本所おけら長屋』シリーズ、ついに累計100万部突破しました!

それもこれも、いつも応援してくださっております皆様のおかげです。本当にありがとうございます。そしてこれからも、ますますのご愛顧をよろしくお願い申し上げます!

そして、そして。そんなおめでたい空気の中、新刊『本所おけら長屋(十三)』が、満を持して8月1日発売になります!

ちょっとフライングですが、ご紹介させてください!

記念すべき13巻のラインナップは……

万造の幼馴染で犬猿の仲の栄太郎が婚活!?そして、ついに本当の愛に気付く第一話「とりもち」。

江戸版タブロイド紙・読売で、容赦ない記事を書く春助が巻き起こす悲劇、そして人情を描き出す第二話「よみうり」。

徳兵衛、相模屋の隠居・与兵衛、木田屋宗右衛門の大おとな三人。歳を重ねても変わらないのは男のサガ??ちょっと切ない大人の男の恋?模様を描く「おいらく」。

これまで語られてこなかった松吉の出自。実家に不幸が起こった松吉は田舎に帰らなくてはならなくなって…第四話「ゆうぐれ」。

……の全四話。今回も先生絶好調!記念すべき巻にふさわしい傑作が揃い踏みです。そしてそしてなんと、「あの二人」に衝撃的な展開が!

「あの二人」とはだれでしょう?

それはお手に取ってからのお楽しみ…ということにさせていただきます。そのほうがネタバレにならなくていいですよね?

そして、100万部突破を記念しまして、13巻の初回配本分には、特製しおりが入っています。5種類ありますので、何が入っているかは、これまたお手に取ってからのお楽しみ、です!

『本所おけら長屋(十三)』

それから、改めまして、なのですが。

まだ読んでみたことがないという皆様も、毎話読み切りの連作短編集ですので、気軽にお手に取ってみていただけたらと思います。

私は担当編集者ですから、刊行するまでにも何度も何度も繰り返し拝読してます。ですからストーリー展開もすっかり頭に入っているはずなのに、『おけら長屋』を読むと、毎度新鮮な気持ちになって笑って泣いてしまいます。

そして、ちょっと落ち込んでしまった時などには、『おけら長屋』を手に取るんですね。すると、不思議なほど心が落ち着いてきて、よく眠れます。

精神安定剤を飲むより、『おけら長屋』効果がすごい、という個人的なエビデンス……。

そんなわけで、大変個人的な物言いで恐縮ですが、特にちょっと嫌なことがあった時、心がふさいでいる時なんかには、本当にお勧めです。ぜひ、お手に取ってみてくださいね~!

(むとう)

あんこは甘くなかったんです!「あんこと和菓子の初めて物語」/『歴史街道』平成31年5月号(PHP研究所)


『歴史街道』さんで、記事を書かせていただきました!

なんと、テーマは「和菓子」です。
いやあ、びっくり!

書籍のほうで長年お世話になってきたO編集長とM副編集長が、私があんこ好きだということを覚えていてくださったんです。それで、お声かけてくださった、と!!

おそらく、あたりかまわずベラベラと、あんこへの愛を語ったんでしょう。付き合って下さったお二人には申し訳ないですが、しかし、ベラベラとお話しておいてよかった。かつての私グッジョブ。

とはいえ、何しろ、歴史系雑誌の名門『歴史街道』ですから、多少は歴史っぽいことを書いていますし、私としてはやや硬めに書いたつもりです。

が、しかし。

このあまりにハードな特集ラインナップの中では、ひたすらゆるいページになっていると思います^^;。ぜひ、和菓子の歴史で一休みしてください!

おかげさまで累計83万部突破!待望の第12巻、ついに発売。『本所おけら長屋(十二)』/畠山健二著


編集のお手伝いをさせていただいております、『本所おけら長屋』シリーズ、満を持しての第12巻がついに2/8(早いところですと2/7)に発売になります!!

本所おけら長屋(十二) (PHP文芸文庫) 

オビには「80万部」とありますが、校了後も着々と重版を重ねまして、この記事原稿を書いた時点で、82万部を突破しておりました。さらに嬉しいことに、昨日(2/5)発売前重版がかかりまして、現在83万部(実は四捨五入すると84万部!!)になりました。いやほんともう勢いが止まりません!

「100万部、今年必ず実現させます!」

PHPさんの営業ご担当の皆さんが、鼻息荒くおっしゃってくださってますが、これはいけるんじゃないでしょうか!?
(営業部の皆さんの気合は本当にすごい!東京メトロに展開するために作ったというシールを私もいただいたので、オフィスの書棚にセットしてみましたよ。)

時代小説家として、まさに快進撃を続ける畠山先生。実はこのシリーズが、初めて執筆された時代小説なんですよ。それがいきなりこんなヒットシリーズなんですから、本当にびっくりですよね!?

びっくりなんていってしまいましたが、実際に本書を読んでいただけたら、その人気っぷりにも、納得していただけると思います。1冊につき4篇から7篇の連作短編がラインアップしているのですが、その全てが練りに練ったネタで、しかも書下ろし・初出のお話なんですから。その気迫たるや、ただ事ではありません。

気迫は、そのまま作品の凄みになっていると思います。凄みなんていうと、怖そうですが、スルッと作品世界に入って、まるでそこに暮らしているかのようにおけらの世界を楽しむことができます。私は、素晴らしい小説というのは、「読者が本を読んでいることを忘れてしまう」作品だと思うのですが、『おけら長屋』はまさにそれです。

第12巻も、もちろんそんな作品のオンパレードです。そして、ますます円熟味を増してきてます!

今回の裏テーマは何ですか?と先生に伺ったら、「女の意地だね」とにっこり。

先生が描き出す「女」は、本当にかっこいいんですよね。おけら読者の皆さんは、ここで大きく頷いてくださると思いますが、そりゃもう気もちのいい、粋な女がたくさん登場します。今回の作品にも、そんな女たちの活躍が縦横無尽に語られています。

ぜひ、お手に取ってみてくださいね!!

(むとう)

祝!第六回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞!!!7世紀東アジア世界の大動乱を描き切る歴史小説『白村江』/荒山徹著


タイミングを逃してしまい、ご報告できていなかったのですが、編集のお手伝いをさせていただきまして、今年の1月に刊行されました荒山徹先生の歴史小説『白村江』が、このたび第六回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞されました!

そんなおめでたい機会ですので、こちらでもご報告させていただけたらと思います。

最近でも、朝鮮半島、中国、そして日本の間には、かなりの緊張状態が続いていますが、7世紀の東アジアでも、同じような、いえ、それ以上の緊張状態が続いていました。

本書、『白村江』のタイトルにもあるように、「白村江(はくそんこう、はくすきのえ)の戦(たたかい)」としてその緊張はひとつの頂点をなし、そこを分岐点として、怒涛の如く歴史が動いていくわけなんですが、本書は、その有様を、日本、新羅、百済、高句麗、それぞれの視点も入れこんで描き切った、まさに渾身の大作だと思います。

百済の王子・豊璋(ほうしょう)の生きざまを縦軸として、
倭国の葛城(かつらぎの)皇子(中大兄)、蘇我入鹿、中臣鎌子(足)、
新羅の王族・金春秋(きんしゅんじゅう)、
高句麗の宰相・泉蓋蘇文(せんがいそぶん)

が入り乱れて繰り広げられる思惑の応酬に次ぐ応酬。息をつく間もないような、正に怒涛の展開。
そして、それぞれの人物がこれまたとても魅力的なんです!
古代の人物ですから、時間的距離はあるはずですが、今の私たちからしても人間として共感してしまうような魅力的な人物造形です。
そして、随所に光る荒山先生ならではの歴史解釈は正に「荒山史観」とも言える斬新な読み解き方で、本当に面白い!「あああ、なるほど!そうだったのかもしれない…」と膝を叩いてしまいます。

どうしても登場人物の名前が長めの漢字だったり、場所の名前も少々読みづらかったりするかもしれません。出来るだけ読みやすいようにルビを多目に振ったり、巻頭には地図、巻末には各王家の系図も付させていただきました。
そんなものも活用していただきながら、この世界にダイブしてみていただけたらと思います。
もっとも、そんなことをすっ飛ばしても、とにかく読み始めてしまえば、その魅力的な世界観で一気に読み進んでしまうとおもいます~!
ぜひともお手に取ってみてくださいまし!

(むとう)

「あなたはこの世界で、かけがえのない存在」。五木先生渾身のメッセージ集第二弾登場!『無意味な人生など、ひとつもない』/五木寛之著(PHP研究所)


昨年11月に刊行されました『ただ生きていく、それだけで素晴らしい』に続き、第二弾『無意味な人生など、ひとつもない』が刊行されました!!!

もっと、あなた自身を認めてほしい
前作に続き、五木先生のメッセージ集第二弾ということではありますが、あえていうなら、今回は「生きて死ぬということ」、つまり「人生」を特に意識した内容になっていると思います。

少し長くなりますが、「まえがき」から先生の言葉を抜粋してみます。

『これまで、「生きる」ことについてずいぶん多くの本を書いてきましたが、私自身が絶えず迷いや苦しみの中にあり、何かをえらそうに言える立場にはないと思ってきました。しかし、悩める日々を重ね、多くの人の生を垣間見てきた今、これだけははっきりと言えます。それは、「無意味な人生など、一つもない」ということです。

誰かのためだけに生きてきた、孤独に生きてきた、ただ呆然と生きてきた。そのいずれの生き方も……どんな生き方をしようとも、それでいいのです。(中略)
そしてもし無名のまま人生を送ったとしても、この世の中に生まれてきて、そして五十年生きた、七十年生きた、いや、わずかに一年生きたとしても、その「生きた」というだけで、人間として大変大きな意味のある仕事をしているのではないか、と思います。』

先生は、前作でも何度もおっしゃっておられたんですが、読者の皆さんに『もっとあなた自身を認めてほしいとお伝えしたい』、そんな思いが強くおありです。

それは「無条件でいい」のです。

しかし、もしそう思えたとしても、また迷ってしまったり、悩み苦しんでしまうことが分かる。だからこそ、そう考えるのは一人ではない、私もそうなんです、そう伝えたい……。ご自分も「弱き者」「悩める者」の一人として、本書の言葉の何かが、皆さんに寄り添えたらいい、そんなことをおっしゃっておられました。

変化し続ける。それが生きるということ
五木先生は、今年で85歳になられます。そして、先月からなんと週刊誌で小説の新連載を『週間現代』さん誌上にてスタートされました。
エッセイなどでは多数連載を持たれてますが、小説を、しかも週刊誌でスタートされるなんて……!!!本当に心の底から衝撃が走りました。

それも、あの名作『青春の門』の続編です。

ただでさえお忙しいのに、週刊誌で新作小説の連載。
もう「超人」としか言いようがありません。

年が明けてからお目にかかったのですが、さすがの先生もお疲れではないかと思っておりましたら、さにあらず。むしろびっくりするほどお肌ピカピカ、桃色の頬にはじけるような微笑み。

思わず先生のお顔をじっと見つめて、「先生、お顔色がいつもに増してすばらしいですね!ピカピカ!」と叫んでしまいました。

そんな私の無礼を先生は照れくさそうにいなし、「いやいや、どうにか、ね」と言って微笑まれましたが、いや、もうなんていうんでしょう。気力の充実が全身から放射されておられるように思いました。

改めて、先生への憧れの思いを強く感じてしまいました。絶えず何かにチャレンジしていくそのお姿、かっこよすぎます!
レベルが違い過ぎておこがましいですが、私もそんな風に生きていきたい!そう思いました。

「変化しつづけなさい。それが生きるということだよ」

先生の言葉が、胸に刺さります。

何ごとも遅いということはない。その時、「今」こそが人生という舞台のさなか。
その主役は、私自身しかいないのです。そのことを胸に刻まなければ、…ですね。

また、おかげさまで、前作『ただ生きていく、それだけで素晴らしい』も、四刷を数えました。そして、嬉しいことに、3月よりセブンイレブンさんでも販売されることが決定!お近くのセブンイレブンさんで見かけたら、ぜひ、お手に取ってみてくださいね!

最後になりますが、シリーズの最初の土台を築いてくださったN元編集長様、一緒に走り続けてくださっているN副編集長様。今回も本当にありがとうございました!
第三弾も頑張りましょう~~!!
(むとう)