累計48万部突破。大人気シリーズ第9弾登場!長屋の新入りが登場、新たなる波乱が?!『本所おけら長屋(九)』/畠山健二著


大変お待たせいたしました!
畠山先生渾身の書下ろしシリーズ、『本所おけら長屋』の第九巻が、いよいよ本日発売になりました~!!

巻を重ねるごとに、パワーアップし続ける本シリーズ。ぐんぐん発売部数もアップ!
ついに大台の50万部も目の前に見えてまいりました~!
本シリーズを支えてくださってるのは、ご購入下さり、愛してくださっている読者の皆さんです。改めて御礼申し上げます。ぜひ今後とも変わらぬご愛顧のほどを……。

さて、今回ですが。
皆様のご期待に、存分に応えられるお作となっていると思います!!

また傑作でちゃいましたよ~!
担当者自ら、あえて「傑作」と言ってしまいます。ええ、もう。

今回も全部で五話。

第一話「まいわし」
「赤鰯(あかいわし)」(腰抜け武士という意味)と呼ばれる黒岩藩藩士と、藩主・津軽高宗の「武士の一分」とはいかに…

第二話「おてだま」
おけら長屋に新入り登場。30代半ばの女・お浅は、どこかつかみどころがない。そんなおり、お染が聞きこんできた噂とは……

第三話「すがたみ」
聖庵堂の医師見習い・お満の兄、木田屋の跡取り息子が花魁に恋をした?!忠義ものの大番頭が万松に相談を持ち掛けて……

第四話「かんざし」
晴れて左官の親方・文七と夫婦になったお糸。幸せいっぱいのはずなのに、溜息をついたりして様子がおかしい。勘違いしたお染は……

第五話「うらかた」
悪質な未払いで苦しむ文七を救うため奔走するおけら長屋の面々。八方ふさがりな中、不思議なところでお浅と繋がって……

いや、もうほんと。
どのお話も、本当に面白いですよ!!

でもあえて、個人的に特に好きなお話を上げるとしたら、ううう。悩みますが、第五話の「うらかた」でしょうか。いや、第三話の「すがたみ」もたまらない!

「すがたみ」は、特に女性にとってはたまらないお話なんじゃないかと思います。超売れっ子の花魁は、いかにもプロフェッショナル。働く女の意地と強さを持っていますが、その根底には、ある人への思いがあるのです。

それが、ですねえっ……!

あ、いけない、あまり話し過ぎるのはネタバレになってしまいますのでこの辺で我慢します。

「うらかた」は、もう、畠山先生にじゃないと書けないお作、まさに傑作だと思います。「おけら長屋」の魅力が存分に詰まった作品です。人っていいなあ、人情っていいなあ、そんなことを重ねて言いたくなりますよ。

そんなわけで皆様。

ぜひとも読んでみてくださいまし~!

(むとう)

 

 

「誰かに認められなくても、あなたは素晴らしい」。五木先生渾身のメッセージ集・第三弾登場!『あなたの人生を、誰かと比べなくていい』/五木寛之著(PHP研究所)


「誰かに認めてほしい」という欲求
先生のご本をお手伝いさせていただいて、今回でなんと5冊目!!そして、本シリーズはついに第三弾となりました!!

いやあ、もう。本当に嬉しいです。
一年間で三冊。
まさか実現できるとは……。奇蹟のような発刊ペースだと思います。
改めまして五木先生、本当にありがとうございます!!!
発売日は7月21日。少々フライングですが、ご報告させていただきます!!

さて、今回のテーマを決める際に、以前の打ち合わせの際に五木先生がぽつりとおっしゃった言葉が、ずっと心に引っかかっていました。

「誰かに認めてほしいという欲求が、高まりすぎているね」

世の中の流れを絶えず感じ続け、その大きな流れの先端にいらっしゃりながらも、自分はマイノリティだ、とおっしゃる先生。いつでも外側から俯瞰しておられるような、そんな視座をお持ちだからか、とにかく世の中にある流れにものすごく敏感でらっしゃいます。その感度の絶妙さは、神がかり的と言っていいでしょう。
その先生が「認めてほしい」という言葉を使われたことが、気になって気になって……。

苦しみの根源にあるもの
そうしたところに、前作、前前作の読者の皆さんからのお便りが届きました。その中には、まるで先生の言葉が呼び寄せたかのように、「誰かに認められたい」、そんな思いで苦しんでおられる言葉が溢れていたのです。

その苦しみは、「自分の人生を肯定できない」と考えていることが原因のように感じました。そしてそれは、「ほかの人の人生と比べてみると、自分はだめだ」、そうおっしゃっておられるのがほとんどだったのです。

「比べる」

これをして、良いことになることは少ないのではないでしょうか。
「比べて」分析し、情報として前向きに生かせればいいですが、なかなかそうはいかないのではないか。それで、私たちは二重・三重に、苦しみ合っている……

「認められたい」「比べる」

N編集長と私は、これだ!と思いました。これこそ今回のご本のテーマなのではないか、と。そのことを先生にご相談すると、先生はにっこりと頷かれました。それがいいね、と。

そうして、タイトルもストレートに、『あなたの人生を、誰かと比べなくていい』となりました。

この世界は、生きるにあたいする
先生がこれまでに何度も、ブッダが生まれて間もなくにはなった言葉、「天上天下唯我独尊」をキーワードとし、語ってこられたことがあります。

それは、この言葉とは、「私という存在は、ただひとつしかない尊い存在である」という意味ではないか、ということです。つまり、「比べようがない」貴重な存在なのだということです。

「(前略)私たちはたったひとつの存在としてひとりで生まれ、ひとりで死んでいきます。つまりすべての人が、「ひとり生きる」存在だということです。私たちはそのことを、実感として気付く必要があると思います。

「ひとり生きる」ことは、とても険しい道のりです。似たような人がいても、同じではない。誰かの真似をしても、まったく同じにはならないでしょう。だから自分ひとりで悩み苦しみながら、精いっぱい生きるほかないのです。

しかしひとつの希望は、「すべての人が、ひとり生きている」ということです。その点において私たちは共感し、つながることができる。

不安のあまりひとり眠れぬ夜を過ごしていたら、そのことを思い出してみてください。苦しくて涙も出ない。そんな時にも、世界にはあなたと同じように苦しんでいる人がきっといる――そのことを思い出してほしいのです。」(「まえがき」より引用)

少々長くなりましたが、まえがきより引用させていただきました。

「ひとり生きる」とは、「孤独」ということです。
しかし、孤独であることを恐れないで、と先生はおっしゃいます。

なぜなら、この世に生きるすべての人が、「ひとり生きる」存在だから。孤独を抱える存在だからこそ、誰かとともにある時の――寄り添えた時の喜びは大きいのです。

先生はあとがきで、「やはりこの世界は生きるにあたいする」と呟かれています。

何度も鬱状態に陥ったり、自殺を考えたこともあるという先生ですが、今、そのような境地になられたということは、私たち読者にとっても、「希望」なのではないかと思います。

* * * * * * * * * *

また、おかげさまで、第一弾『ただ生きていく、それだけで素晴らしい』は5刷を数え、3月に刊行されました第二弾『無意味な人生など、ひとつもない』は、3刷を数えました。本当にありがたいことです!
お手に取ってくださった皆様、改めて御礼申し上げます。

そして、最後になりますが、第一弾から一緒に走り続けてくださっているN編集長様。また本シリーズの礎を築いてくださったN元編集長様、本当にありがとうございました!第四弾も、頑張りましょう~!

(むとう)

文七・お糸がいよいよ祝言?!今回のおけらは春爛漫!!ますます絶好調の大好評シリーズ第6弾登場。『本所おけら長屋(六)』/畠山健二著 


お待たせいたしました!
早いもので今回で六巻目!
私が編集のお手伝いをさせていただいてから今回で5冊目です。早いものですね。

今回も、泣いて笑って笑って泣いて…。
「失敗しても、欠点があってもいいんだな。どんな人でも、そこにあるだけでもう意味があるし、面白いんだ」。
おけら長屋を読むと、いつもそんな風に思わせてくださいますが、今回もそんな畠山先生ブシ――”怒涛の人間賛歌”、ますます冴えわたっておられますよ!

さて、今回も全部で5つのお話、どれもこれも泣いたり笑ったりで大忙しですが、特に注目なのは、おけら長屋のアイドル・お糸ちゃん(20歳)と、左官の若き親方・文七さんの祝言ですね!

第四巻で、紆余曲折ありながらも、どうにかこうにかお互いの気持ちを告げ合い、結婚を約束した二人。前巻では祝言のお話はなく、一巻持越しの祝言とあいなりました!
お待ちかねの皆さんもたくさんいらっしゃると思いますが、今回も、おけら長屋はやらかしてくれます。めちゃくちゃな展開に、一時はどうなることかとはらはらしながらも、最後はやっぱりジンワリ胸が熱くなって…。あまり言いすぎますと、ネタばらしだと怒られてしまいますので、この辺に…。

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それから、今回第一話「しおあじ」では、お染さんの過去が語られますが、これがまたなんともいい感じですよ!
今回、個人的には大好きなお話です。ますますお染さんを好きになってしまうこと請け合いです。

過去と言えば、第二話の「ゆめとき」では、万造の過去が明かされます。万造は桜が好きじゃないのですが、それには深い深いワケがあるんです。
万ちゃんは、いかにも江戸っ子の、明るいハチャメチャ男ですが、実はなかなか切ない過去を持った人です。シリーズの中でも人気の高い第二巻「まよいご」で、捨て子だったことをがすでに語られていますが、今回は養父の秘密が明らかに…。

そうそう、第三話「とうなす」では、意外にも女性ファンが多い「八百金」こと金太にも、縁談が舞い込みますが、まあそうはうまくいかない、…というより、またおけら長屋のお節介が始まります。

…と、内容についてはこのくらいで。
あ、そうそう!今回のカバーは、満開の桜です。帯には「きっと小さな春が来る!」とありますが、本書を読みますと、そんなあったかい気持になれると思います。

ぜひぜひ、お手に取ってみてくださいね~!

(むとう)