祝!累計150万部!そしてやっぱり笑い泣きの傑作ぞろい!「人は”心”で動く」んですよね…/『本所おけら長屋(十八)』畠山健二著(PHP文芸文庫)

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おかげさまで、累計150万部を突破しました!
まずは、ファンの皆様に、御礼申し上げます。本当に、ありがとうございました。

発売日は明日(3/24)。少々フライングですがお許しを…

重ねに重ねて18巻。
数えてみましたら、18巻でなんと86話!!!

一話一話が入魂の逸品という、このクオリティのお話を書き続けられたのも、先生のお力なのは言うまでもありませんが、皆様の応援のお声が原動力ではないかと思います。

どうかこれからもご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます!

そしてちょっとだけ、ご本の内容についてもご紹介いたしますと、

第一話「あやつり」……
なんとなんと、津軽高宗さんの奥さん・玉姫様が初登場!女性ファンも多い高宗さんですが、既婚者だということは、意外と知られていなかったと思います(初期にちょこっとだけ設定が出ていたんですけどね)。おおらかすぎる高宗さんなので、奥さんの気持ちは全然わかってません。そんなことから起こる大騒動です。ぜひぜひお楽しみに。

第二話「たけとり」……

暴力亭主から逃げてきた心優しい美女が登場。おけら長屋の面々が彼女を守るため奔走しますが、魚辰さんが惚れてしまって…というお話。実は、この設定を今風の言葉で言えば「DV」ですよね。現代らしいテーマをお江戸に織り込むというのも、先生の真骨頂ですね。

第三話「さいころ」……

何歳になっても恋心は止められません!今回は、木田屋さんと大家の徳兵衛さんが恋敵になっちゃますよ。もうこの設定で、ファンの皆さんもニンマリとされるんじゃないでしょうか。この二人とおけら長屋の連中の思惑がからんだら、面白い結末にしかならないですね!

第四話「きんぎん」……

八百金こと金太さんは、あまたいる登場人物の中でも相当な人気者で、「金ちゃんが出てこないと寂しい」「金ちゃんをもっと出してください」と、ファンの皆さんからお叱りをいただきます。でもこのお話で、金ちゃんファンの皆さんにもご納得いただけるでしょう。今回は賢い野犬・銀太が金太の相棒になります。個人的なことで恐縮ですが、私は何度も読んでいますけれども、そのたびに涙があふれてしまいます。こういうお話もまた、先生の十八番ですよね。いいんですよ、ほんともう。

そんなこんなで、今回も全力でお勧めしたいお話ばかりの四話です!!
ぜひ、お手に取ってくださいね~!

(むとう)

大人気シリーズ最新刊発売。おけらブシ炸裂!笑いも涙もやっぱり滲みる…/『本所おけら長屋(十七)』畠山健二著(PHP文芸文庫)

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ご報告が少々遅くなってしまいましたが、9/22に大人気シリーズ『本所おけら長屋』第17巻が発売されました~!

重ねに重ねて、ついに17巻……。実は、「もうネタないよ、もう書けない!」と毎巻おっしゃっておられますが、結局書いてくださるものが最高に面白いので、先生の「書けない!」は、まったく本気にしておりません(笑)。今回も最高に面白い一冊となっておりますよ~!

しかも、早くも重版決定です!!すごいとしか言いようがありません。
そして、お手に取ってくださるファンの皆様には、改めまして、御礼申し上げます!!

前巻は、連続殺人事件が起こったりして、ちょっとシビアなシーンも多かったのですが、今回はどちらかというと原点回帰といえましょうか。畠山先生にしか書けない人情に溢れた世話物が揃いました。「泣いて、笑って」を存分にお楽しみいただける4話になっています。

働き者のシングルマザーと駄目な息子、そして生き別れの母を探す若者が織りなす「かえだま」、
鉄斎さんが大店の女将に婿入り?まさか!…な「はんぶん」、
おけら長屋御用達の居酒屋「三祐」店主の家で息子と常陸出身の若者が「笑芸」の道を切り開く?「げんぺい」、
久蔵・お梅夫婦の愛息子・亀吉が友達にけがをさせてしまい…?!「みなのこ」。

16巻のように大きな事件が起こるということはありませんが、日常に起こるさざ波のような出来事が、おけら長屋の面々によって、大笑いにも号泣にもつながっていくんです。おけらファンの皆さんは、きっとこういうグルーブがお好きだと思いますし、「待ってました!」とおっしゃる方も多いのではないかと思います。

先生が掬い取って見せてくださる、誰かを心配したり、思いやったりする、そんなことが一つ一つ、心に染み入ります。ぜひお手に取ってくださいまし!

なかなか以前のように、自由に友達とあったり、大声で笑い合ったりするのが難しいですが、どうか『おけら長屋』を手に取っていただいて、おけらの面々と一緒に一喜一憂していただけたらと思います。

(むとう)

『本所おけら長屋(十四)』、歴史・時代小説部門で第1位~~!!

『おけら長屋(十四)』、Amazonさんの歴史時代小説部門で第1位になってます~~!!

良かった良かった♪

外出もままならない今、時間を持て余しておられる方も多いと思います。そんなときこそこちらの『本所おけら長屋』シリーズ!!実は、シリーズものの宿命ではあるのですが、「巻数が進んじゃってるからな。今から追いつくの大変じゃない?」なんてよく言われるんです。

連作短編集で、一話読み切りなので、どの巻から読んでも楽しんでいただけますよ!とその都度にお話してます。それも本当に本当なのですが、とはいえ、シリーズものの醍醐味は連巻ってとこにありますもんね。それは否定できません。

でもだからこそと言うかなんといいますか。

外出を控えなければいけない今、そしてちょっと気持ちが沈みがちな今こそ、シリーズものの沼に、足を踏み入れるべき時ですよ!!中でも本シリーズは全力でお勧めです。

ぜひ、お手に取ってみてくださいね~!

(むとう)