file.127 茶杖藤村の「たばしる」


いちにちいちあんこ

11月の一週目に関西へ取材旅をしてきました。

今回の目玉はなんと言っても滋賀県は石山寺の、ご本尊特別ご開帳!
実は石山寺に行ったことがなく、ずっと行きたいと思っていたところに、ご開帳情報ときたので、これは行かねば、と思っていたのです。

そして今回は、なんとスペシャルアテンドが~!

タオルソムリエとして大活躍の、寺田元さんです!!!
→「タオルはまかせたろ.com」を運営されていますよ~!

編集をお手伝いさせていただいております『本所おけら長屋』シリーズの著者、畠山先生のお友達で、東京で何度かお目にかかる機会があり、「滋賀に来るときには声かけてね~」というお言葉を真に受けて、思い切ってお声かけたら、快くお付き合いくださいました!

石山寺から三井寺、西教寺へと、カンペキなるアテンドで、本当に素晴らしい一日を過ごさせていただきましたが、もちろん食べるもののセレクトもカンペキ!!

私があんこ好きだとご存じだったので、とっておきのあんこものをご馳走してくださいました。

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石山寺の門前にある甘味処「茶丈藤村(さじょうとうそん)」さんです!!
なんとこちらのご主人は、元さんの昔からのお友達とのこと。いいですねえ。地元ならではです!

迷うことなく元さんが注文されたお菓子の名前は「たばしる」。
おお!
それ、ガイドブックとかいろんなところで、拝見していて、ぜひ食べてみたかったあんこものです!!食べてみたかったんです~!やった~!!

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我慢しきれず、車の中でいただいちゃいます!
#さらに元さんに持ってもらっちゃった~w

お洒落なパッケージですね!
それにしても〔たばしる〕って名前が、ほんとステキ。
松尾芭蕉の「石山の 石にたばしる あられかな」の句からとった名前だとのことですよ。
20161114-3お店のHPを拝見しますと…
「釜あげ丹波大納言」とクルミを求肥でくるんでいます、とあります。あんこではなく、甘納豆のような、鹿の子のようなアズキがホワホワのお餅につつまれてる、というわけですね!
美味しそ~~~~!
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さっそくいただいてみますと、なるほど!
これは確かにあんこではない!!
しっとりとした甘納豆をお餅と一緒に食べてる感じ!
その中にかりっとクルミが効いてます。かけらのポーションが大きいので、存在感バッチリ。でもその大き目のクルミのかけらが一個だけしか入っていないので、クルミ過ぎない感じで、バランス絶妙。これ、細かく砕かないの正解。それぞれの食感とうまみを十分に味わうことができます。

甘味もほど良くて、アズキの風味が立ってます。深いけどさらっとしてる。
いいなあ。いくらでも食べられちゃいますよ~!

元さんが買ってくださった、6個入り。残った分は、翌日一気に食べきりました。甘味がすっきりしてるので、ほんと美味しい♪
幸せです~~!

元さん、本当に素晴らしい一日をありがとうございました!

茶杖藤村
http://sajo-towson.jp/sajo_towson/index.html

 

file.126 美鈴の『流鏑馬』


いちにちいちあんこ

20代から長年お世話になりっぱなしの、校正Nさん。
お電話ではいつもお話ししていますが、意外なことに、直接お会いしたことがないという、何とも不思議な状況だったのですが、ようやく、ようやくお目にかかることができました!

編集のお手伝いをさせていただいております、『本所おけら長屋』シリーズはずっと、Nさんに校正していただいてます。Nさんに見ていただいているというこの安心感たるや…
おけらシリーズになくてはならない大切なお方なのです。

そんな『本所おけら長屋』シリーズ第七弾の発売を記念して、9/15にサイン会+トークショーが開催されたのですが、そこにNさんにもおいでいただいたのです!
やっとご挨拶で来て、本当によかった!先生もお喜びでらっしゃいました!

そんなNさん、鎌倉のステキな和菓子をお土産にくださいました。
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ひゃ~!おしゃれ~~~!!
このパッケージ、めちゃくちゃ素敵です!

さすがNさん、そして鎌倉だなあ。洗練されてますよね!

20161002-2わわわ!
あけてもやっぱり素敵ですよ!
「流鏑馬(やぶさめ)」
とありますね。

ネットで調べてみましたら、 「美鈴」さん、上生菓子の名店とのことで、季節ごとにお菓子が変わるとのこと。いただいた9月は、鶴岡八幡宮の「流鏑馬神事」が行われるそうで、それにちなんだお菓子なんだそうです。ステキ~^^

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うっひゃ~~!
めちゃくちゃかわいい!!

きれいですね、うわあ。
弓矢をかたどってるんですね。

20161002-4包みを開いてみましたら、きれいな求肥が登場しました。
ほわっほわです!
右の黄色い方は、黄味あん(手亡豆+卵の黄身)を求肥に練りこんだものだそうで、左のほうは、小豆あんを求肥に練りこんだもののようです。
20161002-5 丁寧に裏ごしされた、上品なこし餡が求肥の風味と甘味になっています。
これは美味しい!

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きれいな黄色の求肥もパクリ。
お、これは…
卵の黄味のコクと、白あんの優しい甘味がその先に立ち上るような気がしますよ。
美味しいです!

そっか~~。
求肥も、美味しいものなんだなあ。
すみません、これまで求肥舐めてました。
ちゃんと作った求肥って、こんなに深くておいしいんだなあ。

美鈴さんは、季節ごとに種類が変わるそうなので、ぜひ練り切りをいただいてみたいですね!家が近かったら、ぜひとも通ってみたいお店です。さすが鎌倉だなあ。

Nさん、本当に美味しい和菓子ありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします~!

美鈴
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14007757/

file.124 和菓子ぬまざわの「あけび最中」


いちにちいちあんこ

自前取材〔兼夏休み)で山形・月山山麓へと旅してきました。

古巣Y社の友人Sさんと、フリーディレクターの友人・Kさんと私の三人旅。Sさんは最近お仕事でも山形に来ているとのことで、ものすごく詳しいのです!
Sさんの素晴らしい人脈と情報を主軸に今回の月山は登山ではなく、月山山麓で山菜料理を食べたりお祭りを見たりする、という主要テーマになりました。いや~、本当に楽しかった!Sさん、素晴らしいアテンドありがと~!

実は数年前、羽黒修験の「擬死回生」ルートを体験してみたくて、羽黒山の宿坊に宿泊し、月山へ登頂、尾根を歩いて湯殿山へと下山したことがありますが、その際には、鶴岡市のほう、月山西麓からアクセスしましたが、今回は、南麓の西川町のほうへアクセスしました。

鶴岡もめちゃくちゃよかったんですが、西川町もよかったですよ~!

海側の鶴岡と、内陸の西川では文化もかなり違うように思いました。海のない埼玉に生まれ育った私としましては、西川は何となく馴染みのある空気があるような気が……。

さて、そんな町で早速購入しましたのは、こちら!

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「あけび最中」!!

実は西川のあたりでは、あけびの皮をお料理でよく食べるんだそうです。埼玉のあたりでは、あけびと言えば、皮より種のところのめちゃくちゃ甘いところをいただきますが、西川では甘いところは捨ててしまう、と聞きました。そして苦みのある皮を、ごま油で炒めたり、てんぷらにしたりして食べるそうです。確かに旅館では必ずあけびの皮料理を出してくださいましたが、ほろ苦くて癖になる味。お宿で食べて、すごく印象に残っていました。

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そんなわけで、道の駅で目にして早速購入!
あけびの形がなんとも可愛い最中です。
意外とずしりと重いですよ!おおお楽しみ~!
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割ってみますと、何と中は白あん!!
そして、何やら黒いものも入ってますが…、これはアズキですね!!アズキの甘納豆みたいなのが混ぜられてます!
これ、あけびの中身を再現しようとしてるんですね!
あけびは、バナナみたいな果実の中に、たくさんの黒い種が入っていますが、それがアズキということですね!?

白あんは、しっかりと練られてまして、ねっとりと濃厚ながら、手亡豆ならではの軽味のある美味しいあんこです。その中にアズキの味がちょっとアクセントで入ってる感じで、とても美味しい!

それにしても、デザインが可愛いのでちょっと小さく見えるかもしれませんが、ボリュームのほうもたっぷり。そういう意味でも大満足の一個です。

しかし、この製造されてる「和菓子ぬまざわ」さん、実は白鷹町にある和菓子屋さんでした。買った場所は西川町ですが、白鷹町、地図で見ますと、朝日連峰のほうの町で、けっこう遠い^^;。
パッケージに「頭殿(とうどの)」とありますが、これは朝日連峰の一つ「頭殿山」から来てるのかな?と思います。

これは、白鷹町のほうにも、いつか行ってみないといけませんね。
次の旅の課題ができました。
それにしても、山形はほんっとうに奥深いですね~!!

和菓子ぬまざわ
http://tabelog.com/yamagata/A0602/A060203/6006048/

file.123 茶香房長竹の「抹茶大福」


いちにちいちあんこ

皆様、お盆はいかがお過ごしでしょうか。
夏休みを謳歌されている方も多いことと思います。

しかし、私のようなフリー稼業の場合、休日に作業を進めておいてね、と言われることが多いので、休みはかえって働いていることが多いのです。特に連休が続くと、お休みの前後が、ものすごくきゅうっとしたスケジュールになります。#夏休み、そういえば私は、夏の間にはとったことないな…。

そんなお盆前の差し迫ったスケジュール。

P社さんにお邪魔すると、打ち合わせスペースでアワアワ作業をしている私の前に、いつもにこやかYさん登場。

「あれ?武藤さん、今日は何時までいるんですか?」

あ、あと30分くらいで失礼します~と申し上げると、

「あ、じゃあ今のうちに、いいものがあるから!」

おおお!
Yさんがいいものとおっしゃるということは、そりゃ、間違いなく素敵なおやつ登場ですよ!?

そういうと冷蔵庫から素敵な包みをとりだされました。

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お盆休みをいち早くとられて、京都に帰省されていたというYさん。

「京都に戻ると、必ず寄るお店でね…」

P社さんの甘味番長(勝手に命名)である、Yさんが必ず立ち寄る和菓子屋さん、とな!?!
そりゃ美味しいに決まってますよ!(ワクワク)

20160813-2中から現れたのは、こちら!
抹茶大福です!

20160813-3早速遠慮なく、パクリ!

うわあ、お餅フワフワ~!
あんこも、美味しい!抹茶の風味が濃い!!コクが深い!
こういうほくほくとした食感のこしあんは、やっぱり関西ならではだなあ、と思います。

ものすごくさっぱりとした後味なので、さらっとパクッと食べちゃいます。ほぼ三口で完食。
この後味の良さですと、一気に3個は食べられるなあ。美味し~!

帰宅してから調べてみますと、お店は先斗町にあるんだそうです。
甘味はもちろん、おばんざいなど、ごはんもいただけるみたい!
今度京都に行ったら、ぜひ行かねばですよ!

Yさん、美味しいおやつ、いつもありがとうございます!!

茶香房 長竹
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26000022/

 

file.122 圓八の「あんころ餅」


いちにちいちあんこ

雑誌の取材で久しぶりに石川県に行ってきました。

いや、それがですね。

我ながらびっくりなんですけど、最後に行ったのは多分もう17年前なんですよ。

昔勤めていた出版社で、20代の前半、営業部に二年間所属してたんですが、その時石川県・富山県を担当してまして。なので何カ月かに一度定期的に訪れていたんです。

なので、なんとなくわかった気になっていたというか、プライベートで旅先に選ぶということがこれまでなかったんですね。意外にも。

それに仕事で行ったことがあると言っても、特に観光をしているわけでもないわけで、あんまりよくわかってないんですよね。さすがに兼六園は何度か行ったことがありますが、それ以外はひたすら書店さんを廻って、また電車に乗る、って感じです。

なので、美味しいお寿司なんて一度も食べたこと無いです。

夜はくたくたで、駅で買ったお弁当をビジネスホテルの部屋で食べる、昼は適当に、時間がないので、ドトールみたいなところで軽く済ませる。

……なんか、すっごい健気じゃないですか?
北陸の良さをほとんど味わえてませんよ!? 23歳の私、真面目に働きすぎっ!!

そして夜には、JRの夜の特急に乗って次の営業地、岐阜へ向かうんですが、移動中の電車の中で、私にとって最高のご褒美が待ってるんです。

そのご褒美が、これ。

圓八さんのあんころ餅です!

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今回は、すっかり新しくきれいになった金沢駅ビルのセブンイレブンで買いました。 当時も、確かキオスクとかで売ってましたよ。お値段は確か350円とかだったかな。
今回かったら370円だったので、ほとんど値上げしないで頑張ってくれてるんだなあ。

昔を思い出して、取材が終わった帰り道、昔はなかった北陸新幹線で東京に帰るときに食べることにしましたよ!

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そうそう、これだ~!
竹の皮で包んであってねえ。
べちょっとなっちゃって大きなあんころ餅になってますけど、実際には小さなお餅が9個入ってます。

圓八さんのHPにも書かれてますね。

――『圓八』の代表銘菓「あんころ餅」。その歴史は古く、当店が創業した元文2年(1737年)から、あんころ誕生にまつわる昔話が伝わっています。
素材にこだわり、厳選された小豆と、白山ろくで栽培されたもち米を使用しています。白山から流れ出る伏流水を使用していることもおいしさの秘訣です。――(引用終)

圓八さんの本店は、今回私が取材してきた白山市にあるんですね。
改めて、白山、良かったなあ。 素晴らしい土地でしたよ!あの素晴らしい風土の中で育まれたもち米とおいしいお水、それに丁寧に炊いたあんこ、そりゃまあ美味しいに決まってますね!

口に入れてみますと、…ああ、これこれ。変わらないなあ。
この手のこしあん、やはり関西風です。

私の拙い私見ですが、京都のこしあんはちょっと違うんですけど、その周辺のこしあんの方向って似ています。水分が少なめで、ほくほくっとした食感。甘さも控えめです。
特に大阪のこしあんと共通点を感じますね。

今回も10分ほどで一気食い。
変わらぬ美味しさ、美味しうございました。
また石川県に行ったら、絶対食べよっと。

圓八
http://www.enpachi.com/

file.121 小松屋本店の「つる」


いちにちいちあんこ埼玉県生まれ埼玉育ちなワタクシ。
老舗の有名どころは押えているつもりでしたが、恥ずかしながらこちらは知らなかったです。

世界遺産に登録された和紙・細川紙の産地、小川町と東秩父村というところにある小松屋本店さんの銘菓「つる」。母が買ってきてくれました!

なんとこちらの小松屋本店さんは、創業が1791年、寛政三年という老舗。当主の豊田さんは、全国和菓子協会で選出している「選・和菓子職」認定の職人さんのこと。

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創業当時から続いているという銘菓「つる」。
どんなあんこものなんでしょう?
20160624-2あら?
なんかどっかでみたことあるな…。いや、気のせいかな。
20160624-3あれ~!?
何だろう、ものすごく見覚えがある?!
これ、うんと昔に秩父のスーパーで買ったことあるな。うん!

この白い粉に見えますのは、砂糖ではなく上新粉みたいなサラサラしたもので、あわい甘さ。

皮は、黒糖風味の甘食みたいなかんじ。あんこはこし餡ですが、甘さ控えめで、白い部分、黒糖の皮、こし餡の甘味がほぼイコールって感じ。
一口いただくと渾然一体となって、さらっと食べられちゃいます。素朴で美味しい!

ところで、なぜこのお菓子が「つる」という名前なのか、気になりますよね?
小松屋本店さんのHPをみても何も書いていません。いろいろ調べてみたら、店主の方のインタビューを発見しまして、その中で「由来がわからないんです」と店主さんも言ってましたw。

そうなんだ~^^;。
いえ、じつは私、即座に連想したものがあります。
それは「鶴の子餅」です!
関東では「すあま」と呼んだりしますが、卵型の紅白のお餅のこと。

楕円形で、平べったい上新粉を使ったお餅なんですけど、なんか形がちょっと似てませんか?

埼玉はもちろんのこと、お店のある東秩父村も、お米よりは麦のほうがとれるようなお土地柄です。小麦のほうが手に入りやすいので、上新粉ではなく小麦粉のお菓子を作ったんじゃないかな。そしてなかにはあんこ、外側には白いものをまとわせてみたんじゃないかな。
名前のほうも、長い年月の中で、「鶴の子」の「の子」が取れて「つる」になっちゃった、みたいな?

なんて。
勝手な想像ですけどね。

小松屋本店さんでは、上生菓子なんかもいろいろ作ってらっしゃるみたいなので、ぜひ次回は実際にお邪魔してみたいと思います!

小松屋本店
http://komatuyahonten.net/pastry.html

file.100 春日庵の「さつま焼」


いちにちいちあんこ

なんと、全然気づいていなかったのですが、今回がなんと100ファイル目を数えます!
わああ、いろいろ食べてきたなあ、私。

とはいっても、「いちにちいちあんこ」というミッション?は誰に求められるまでもなく、日々実践しておりますが、それで考えますと、100というのはちと少ないと思われますよね?
言い訳してしまいますが、けっこう重なってしまったり、コンビニのあんぱんだったり、と、ご紹介するに及ばない、というものもたくさんいただいてるんですよ~。ほんとに~~。

さて、そんな言い訳はともかく。

計らずとも、そんな記念的な回にご紹介しますのは、奈良市のならまちエリアにある名店、春日庵さんの「さつま焼」です!!

実は先週末、大阪出張に前入りして、奈良に一泊してきました。

久し振りに、薬師寺さんのMさんにご挨拶しよう!と思い、今回は前もってご相談。すると、お目にかかれる、ということになりました!
#Mさん、お忙しいのにすみません~!

そして、贅沢にもMさんの御案内で、現在特別公開されている西塔を拝観させていただき、さらには食堂(じきどう)再建のための、瓦奉納もさせていただいたりしました。
この様子につきましては、また改めまして、ブツタビにてご報告したいと思うのですが…。

Mさん、私のこのサイトもたまに覗いてくださっているとのことで、

「むとうさん、奈良で美味しいあんこってな~んだ」

と満面の笑顔で前振り。
ううう、またなんて難しいお題を!

いつもの十倍くらい、小さい脳みそをフル回転させましたが、ついつい、「たくさんありますけど、有名どころのぶと饅頭とかでしょうか」とお答えしてしまいました。

すると、Mさん。
ふっと微笑まれて、紙袋からとりだされたのが…

春日庵さんの「さつま焼」~~!!

あああ、そうでしたそうでした!
さつま焼もありましたーーーー!!

と思わず叫ぶワタクシ。すみません、いきなりはずしてしまいました~!(涙)

なんと、春日庵さんの御主人とお友達だそうで、私が来ると言うので、わざわざご用意いただいていたとおっしゃるのです。ひやああ、恐縮です!!でもめっちゃうれしいです!!

IMG_2134

さっそく大阪のホテルについてから、いそいそと紙袋からこちらをとりだしました。
夕方の打ち合わせの前に、ちょっとばかりおやつをば…
IMG_2136お包みがまた可愛いですよね~~。
あったかい気持ちになります!
IMG_2138きゃ~~!いっぱい入ってる~~!

いつも私が買うときは、元興寺さん周辺を散策中にいただくので、一個か二個。
そういえば今まで箱で買ったことなかったなあ。

IMG_2140ちょっとライティングは黄色いですね。
なぜなら、ビジネスホテルの小さな机のライトでとってるもので、ね…^^;;
自宅に持ち帰るまで待てなかったんですよねえ。

IMG_2141さて、包みを開きますと、こんな感じです!
実は、「さつま焼」は、「サツマイモをかたどった」和菓子で、お芋は使われていないんです。

北海道産の小豆のこしあんを小麦粉と卵の生地でくるんで、竹串に刺して焼き上げたもの。
断面を見てみますと…

IMG_2142

こんな感じです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、真ん中に少し穴が開いているのがわかりますでしょうか。これがその串の証、ですね。

そして、こしあんがほくほくとしていて、ホロリと解けます。まるで美味しい薩摩芋のような食感!でも味はものすごく美味しいこしあん!
甘さもしっかりとあり、香ばしい皮と絶妙なコンビネーションです。
明治30年から作り続けてこられたとのことですが、当時、さつま焼はかなりハイカラで贅沢なお菓子だったのではないでしょうか。

打ち合わせ前に、抑え気味に二個、一気食い♪
もっともっと食べられる心もちでしたが、会食もあるし、と思いぐっとこらえました。
ワタシ、大人になったわね。ホント。

Mさん、ご馳走様でした~!
そして、お忙しい中お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
ぜひまた、お目にかかれましたら嬉しいですっ!

春日庵
http://www.kasuga-an.co.jp/

 

file.96  さゝまの「松葉最中」


いちにちいちあんこ

東京の和菓子屋さんの中でも、名店と名高い「さゝま」さん。

最近、神保町を訪れる機会が多くなってきて、仕事が終わってふと「そういえばまだご紹介していないな」と思い立ち、立ち寄りました。

20150705-1

いいですよね!この佇まい!
すずらん通りからすぐの大通りに面しているんですが、このお店の周りだけ空気が違うような感じがします。

美しい上生菓子をいくつか…とも思いましたが、これからまだ仕事で回らなくてはいけないので、無難に「松葉最中」に決定。

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自宅用ですので、袋に入れていただきました。

ワクワクドキドキ。
食べたいがために、いつもよりちょっと急いで帰宅しちゃいましたよ。

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三人家族ですので6個買いました!
一人2個ずつ。私ったら親孝行ものだわああ。

もっと買ってもいいんじゃない?と思われた方。
いえ、こちらはその日のうちに食べられる分しか買わないほうがいいのです。

ご覧のようにパッケージが昔ながらですから、翌日では皮がしなしなになってしまいます。一番いいのは、その場でぱくっといくことかもしれません。

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はい、「松葉最中」で~す!!!!!!!

美しい、この佇まい!

小ぶりに見えますが、この一個の十分な食べ応えと言ったら、ね。
本当に名品ですよ。

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あんこはこしあんです。

よく練り上げられているからか、ねっとりと重みのあるこしあん。食べた瞬間はどん!とおしてきますが、その後はサラサラサラと風味を残してつつ、ほどけてしまいます。

そして、この皮がまた美味しい。さくっと軽い。
そして、このサクッとした食感と香ばしい香りを十分に漂わせますが、全体としてあんこを際立たせる役割に徹しています。

絶妙!!!

それにしても、美味しいものと言うのは日持ちしないですよね~。

パウンドケーキやなんかは一日とか何日か置いたほうがいいものもありますが、和菓子の場合、そのほとんどがその日のうちに食べないと。

腐る、ってことではないですが、味が変わっちゃうんですよね。

こちらの最中も、ものすごく美味しいですが、その日のうちに食べていただかないといけないので、仕事先へのおもたせだとちょっと難しいかなあ。

いやあ、それにしても、おいしうございました。

これからも神保町にいったらちょいちょい買って。
あ!そか、近くの公園とかでいただいちゃうのがいいかも!
そうしよっと。

さゝま
http://www.sasama.co.jp/tuunen.html

file.92 ちちやの「二色あんまんじゅう」


いちにちいちあんこ

温泉に必要なもの。

それはまず第一に、温泉ですよね。そりゃそうだ。

そして第二は、人によって割れてしまうかもしれませんが……
それはもう、
そうですよ、そうですよ。

「温泉まんじゅう」ですよね!?!

温泉街には間違いなく温泉まんじゅうがあり、あのホカホカした湯気がね、堪らない付加価値を加えてくれます。
幸せの湯気ですよ、あれこそ!

もうだいぶ経ってしまいましたが、4月のまだ少し肌寒いときに、群馬の草津温泉に行ってきました。

埼玉に生まれ育ちながら、お隣県にある草津温泉に行くのは初めてです。

草津温泉に行くと決まって、まず私がしたことは、ネットで、「群馬、草津温泉、温泉まんじゅう」と入力して検索することでした。

以前の私なら、有名どころのお店を全部試食して選んだと思いますが、最近は年を取って食が細くなってしまったので、あまりたくさん食べられないのです。なので、ここは絞り込みが必須です。

そして、熟考し、一つのお店を選び出しました。
それが今日ご紹介する「ちちや」さんです。

いやあ、それにしてもね。本当にヘタレになりましたよ。

宿でご飯食べたらもう、おなかいっぱいで食べきれないし、揚句買い食いしたくてもお腹が減らないからできないんですよ(涙)。
なのに、人生最大の体重なのはいったいなぜ?
……この不条理!(不条理じゃなくて年とったってことですわね)

なので、仕方なくお土産で買って帰りました。
20150517-1こちらがそのちちやさんの温泉まんじゅうです!

IMG_0661こちらは、二種類ありまして、白い方が「二色あんまんじゅう」、茶色い方は「茶まんじゅう」です。

私が熟考して、ちちやさんにしたのは、この「二色あんまんじゅう」がぜひとも食べたかったからです!

20150517-3

これが、そのうわさ?の二色あん!
中央に見える黄色いあんは、栗あんで、その周りをアズキのこしあんで包んであります。
このあんこが絶妙で、正直栗あんの風味、消えちゃうんじゃないの?と食べる前は思っていましたが、大丈夫、しっかり栗あんの風味と味を感じます。
こしあんもさらりとほどけるような感じですが、これはこれで「ある」という感じ。なるほど、これは確かに「二色」あんです。いい意味でちゃんと独立しています。美味しいです。
皮のほうはもう柔らかくて、あるのかないのかわからないほどさらりとなくなってしまいます。

あああ、これはふかしたて、もっと美味しかっただろうなあ。

いくらお腹いっぱいでもこれ一個くらい食べられただろう、私のバカ!とあんこ者として自分をいたく叱りつけました。
これからはこういう失敗はしないようにしないと…

茶まんじゅうのほうも、美味しかったです。こちらは黒糖味の皮と粒あんの、非常にオーソドックスな温泉まんじゅうでしたよ。

次回、草津に行く機会があったら、両方とも深下手をいただきたいと、改めて心に誓いました。

そして、温泉まんじゅうは、やはり「LIVE」だと!
その場で味わうということが何より大切なのだ、と肝に銘じました。

ちちや
http://www.honke-chichiya.com/

 

file.91 赤福の「赤福餅」


いちにちいちあんこ

あんころもち……。

いいですよね、この言葉。ホント。このなんともいえない優しげなホワホワした語感。

あんこもち、じゃないですよ、あんこ「ろ」もち。

この「ろ」がいいじゃないです。
なんかコロコロして。

辞書で調べてみますとね、あんころもちは「餡転餅」とかきまして、「アズキの餡の中を転がして、外側に餡を付けた餅」をいうそうです。

まさに日本中津々浦々で食べられているあんこもの。

その中で、まさに「キングオブあんころもち」といえば、・・・そう!

皆さん、ご存じの「赤福餅」ですよね!!!

20150512-1

もう先週のことになってしまいますが、ご本を担当させていただいております大阪在住のAさんがお土産にとくださったものです。Aさん、いつもありがとうございます~~!

いや~、もう。
本当に赤福っていいですよねえ!

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ピンク色の表紙をとりますとあらわれる、このセッティング。

ヘラが一個なのは、一人でこれを一気に食べなさい、という意味なんでしょうか。さすがの私もそれはちょっと無理だよな、といつも思います。

あまりにもメジャーなお土産もので、なんとなく麻痺しちゃいますけど、このおつつみ、しゃれてますよね。

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しおりのようについてくる、右上の紙。そろそろ田植えの時期という季節を感じさせてくれます。良いですねえ。

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そして、おなじみのこちら!!

あんこの表面の筋と言うのは、伊勢の五十鈴川の清流を表わしているんですって。ゆかしいですねえ。

20150512-5

これで一個。ワンスクープ。

あんこはトロリとしたこしあん。柔らかいお餅にこのこしあんが絡んで、美味しい。いくらでもいただけちゃいます。
もちろん、お土産品として大量生産していくと、手作りのあんこにはなかなかかなわない、というところは正直言ってありますが、それでも十分美味しいと思います。

製造元の赤福さんは、創業が1707年という老舗です。
偽装問題などで、危機的な状況もあった赤福ですけど、ぜひ原点に立ち返って頑張っていただきたいですね!

ちなみに、喫茶コーナーで食べられるという夏季限定の「赤福氷」というのがありまして。
一度でいいから食べたい!……と毎年温かくなってきますと一度は考えるのでした。

赤福
http://www.akafuku.co.jp/