今年こそ憧れの装飾古墳「王塚古墳」を観に行きますよ~~!


昨年からずーっと言っていていてなかなか実行できず持ち越しておりますが、九州の装飾古墳を見て廻る、というのを今年こそやる!と年始に誓いました。

しかし、たいへん悩ましいのは、福岡のあたりと熊本のあたり、二手に分かれてガツンとある、というこの事実なのですよね。

一気に有名どころだけでも…ということはまず不可能。

10日ほどほど休みが取れれば大どころは廻れるかもしれませんが、さすがにそれは難しい。

熊本に行くか、福岡に行くか……。

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(写真;この表紙にありますのが王塚古墳(復元)です。めっちゃかっこいい!!)

より古いとされているほう(熊本)から行くのがいいかな~、と思ってましたが、ふと思いついて王塚古墳の春の公開日は決まったのかしら、と、古墳館にお電話してみました。

そうしましたら、ほぼ4月18・19日になると思います、とのお返事が!

おおおお~!そうなんだ~~!ひゃ~!!!

スケジュール表を見てみますと二泊三日なら行ける、カモ!?

「ほぼ」ということばがかなり気にはなりますが、これでちょっと調整してみよう!!!

##装飾古墳というのは、石室や石棺に装飾を施されている古墳のことで、5-7世紀、特に九州地方に特に多く作られました。関東にも結構ありまして、虎塚古墳が有名ですね。私はこの虎塚古墳を観に行ったことがきっかけで、装飾古墳の美にハッとさせられたのです…。

ちなみに、「装飾古墳データベース」というすごいサイトがあります。九博さん製作!ぜひ覗いてみてください。大変な労作です!

装飾古墳データベース
http://kyuhaku.jmc.or.jp/

ついに買ってしまいました!『歴史手帳2015』(吉川弘文館刊)


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数年前から、歴史ものの企画を担当させていただくこともあり、吉川弘文館さんの『歴史手帳』を買うかどうか、毎年迷っては、やめる、ということを繰りかえしてまいりました。というのも、これまでの歴史手帳は、わたしにはちょっと小さすぎて使いづらそうだったんですよね。

あまりにも充実した付録の数々は、あまりにも、あまりにも魅力的ではありますが、しかし普段使う手帳として考えますと、ちょっと二の足を踏んでいて、写真のようなトラベラーズノートブックシリーズを使ったりしておりました。

ところが、今年は、なんと60年ぶりの改定で、文庫サイズまで大きくなって登場したではありませんか~!!!

ううう、もうすでにトラベラーズノートの2015を買ってしまっていたので、本当に悩みましたが、……手に取ってみますと、わあ、もうやっぱりいいわ。買うしかないわ、と観念しました。

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(まずこの左ページの一寸二寸がセンチメートルとは微妙にずれてるところに、ハートを射抜かれますよね)

細かい話ですが、私が「おお!」となった付録は…
改定版の今年から新しく追加されたという「官職の唐名」「名数表」「異体字」など。これはもう理屈じゃなくみてるだけで楽しい。

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「近世宿駅一覧」「度量衡換算表」「国宝史蹟一覧」「官位相当表」「日本歴代表」なんかは、仕事でかなり使うことになると思います。これらはいつもはネットで検索したり、辞書でその都度確認したりしてるんですけど、手帳ですでにあるというのはいいな。外出時には絶対役に立つ……。

そして、やっぱり魅力的なのは、この週スケジュール表の右ページにある行事一覧ですよね。これは前からありますけど本当にすごい。
20141213-2楽しいなあ。

本当にこの手帳、楽しいですよ!

ここ数年使ってきたトラベラーズノートシリーズもシンプルでいいんですけどね。でも来年はこちらをメインに使うことにしようと思います。

この情報をもとに、旅の予定を立ててもいいなあ。ワクワク!

超ド級の聖地「沖ノ島」の国宝が出光美術館で見られます~!!「宗像大社国宝展」開催(8/16から)


百田尚樹先生の大ヒット作『海賊と呼ばれた男』が、いよいよ文庫版として再登場、一週間を待たずに100万部を超える売り上げを上げた、と小耳にはさみました。

この『海賊と呼ばれた男』の主人公、国岡鐡造さんのモデルは、皆さんご存知の通り、出光興産の創業者・出光佐三ですが、小説の中でもでてきますけども、この国岡さんこと出光佐三氏は、芸術に対する思いも強く、特に仙厓義梵のコレクターとしてあまりにも有名です。

もちろん仙厓の禅画のような絵画だけでなく、様々なものを集めておられましたが、それらを公開すべく作られたのが丸の内にある出光美術館というわけなんですね。

さて、その出光美術館で、なんとなんと!

「宗像大社国宝」展を開催するというじゃありませんか~~!!!

宗像大社と言えば、神の島、こと沖ノ島。

宗像大社の奥の院ともいえるような島ですが、この島は古代から現在に至るまで、とにかく超強力な聖地、といえると思います。今も原則一般人の立ち入りは禁止されていて、さらにいうと女人禁制を貫いておられるようです。

この沖ノ島には、一木一草といえど持ち出してはならない、という掟があり、それが功を奏したのかもしれませんが、祭祀で使われ、神様に捧げられた宝物がそのまま残されたいたのです。その数なんと数十万点。うち8万点が「国宝」に指定されています。

8万点ですよ!!????

信じられないほど大量ですよ!!!?

わけわからないですよね??!

…さて、そんな貴重な宝物(一部)が、東京でも見られるわけですよ~!出光美術館で、というのが、本当に納得、という感じがします。

それはともかく、一度拝見してみたかったので、もうワクワクが止まりません!

今年はトーハクさんでも国宝展を開催されますし、ほんと、堪らない年になりそうです!!

 

「宗像大社国宝展」
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/munakata_taisha/

『洛中洛外図』が一同揃い踏み!秋の東博特別展は必見です。


『洛中洛外図』は、戦国期、16世紀初頭から制作された屏風絵です。

京都市街地(洛中)、郊外(洛外)の風景や風俗などを描いたもので、当時の文化を知る上でも貴重ですし、建築史、美術史、社会史などあらゆる学問の上で研究されている貴重な美術品であり史料です。戦国期から、江戸時代にも多く制作されましたが、その中でもとくに有名なものが7点あります。

なんとその7点が、すべて揃ってしまうという展覧会が、10月から東博で開催されますよ!!ひゃ~!

ちなみにその7つというのは以下のラインナップです。

国宝『洛中洛外図屏風 上杉本』(狩野永徳筆)16世紀(山形・米沢市上杉博物館蔵)~11/4
重文『洛中洛外図屏風 勝興寺本』・17世紀(富山・勝興寺蔵)~11/4
重文『洛中洛外図屏風 歴博乙本』・16世紀(千葉・国立歴史民俗博物館) ~11/4
重文『洛中洛外図屏風 舟木本』(岩佐又兵衛筆)・17世紀(東京国立博物館蔵)
重文『洛中洛外図屏風 歴博甲本』・16世紀 (千葉・国立歴史民俗博物館) 11/6~
重文『洛中洛外図屏風 福岡市博本』・17世紀(福岡市博物館蔵)11/6~
重文『洛中洛外図屏風 池田本』・17世紀(岡山・林原美術館蔵)11/6~

まずは、なんといっても、織田信長が上杉謙信に送ったものとしてあまりにも有名な『上杉本』、国宝!
これを東京に居ながらにして見られるなんて、嬉しすぎます。
そして、おお、池田本も、ね、ありますよありますよ……。こういうのを並べて見られるってのは本当にありがたい話です。

と思ったら、……ちょっと待って!!

展示替えがあるじゃないですか!
しかも私が見たい上杉本は前期、池田本は後期と別れてる~~(涙)。まじすか~~(泣)。二回来いと、そういう話ですか。

うううう。そんなあ。

でも、行くしかないかなあ。

『京都―洛中洛外図と障壁画の美』展@東京国立博物館
会期:2013年10月8日(火) ~ 2013年12月1日(日)
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1610

レキシの3rdアルバム『レキミ』、最高です!


歴史ファン+音楽ファンとして看過できないアーティスト「レキシ」。
すみません。今まで黙ってましたが、ファンなのです。ライブも何回かいってます!はい!

硬派な歴史ファンのみなさんは「??」かもしれません。でも、歴史の楽しみ方ってこういうのがあってもいいんじゃないかな、と強く思うのです。
もちろんお好きな皆さんは、何をいまさらとおっしゃるかもしれませんが、3rdアルバムがこれまたかっこいいので、こちらでもご紹介したいと思います。
レキミ『レキミ』。

この「レキシ」は、もとSUPER BUTTER DOGのキーボードだった池田貴史さんこと池ちゃんのソロユニットです。とにかくファンキーで音楽センス最高で、おもろい人なのですが、その池ちゃんが「歴史好き」ゆえに始めたのがこの「レキシ」。
いけちゃん(今回の池ちゃんはとにかく姫押し)

『…池田貴史のソロプロジェクト。歴史好きの池ちゃんが繰り出す「歴史縛りファンクネスバンド」。 毎回豪華なゲストを迎えポップでグルーヴィーな作品を送り出している。ライヴではさらにMCも必見。』(HPより抜粋)

音楽はもう間違いないのですが、また歌詞がたまらんのです。とにかく歴史です。タイトル見てもらえばわかるかな~

01.大奥~ラビリンス~ feat. シャカッチ
02.姫君Shake! feat. 齋藤摩羅衛門 (斉藤和義)
03.武士ワンダーランド feat. カブキちゃん (Salyu)
04.ハニワニハ
05.恋に落ち武者 feat. 足軽先生 (いとうせいこう)
06.古墳へGO!
07.甘えん坊将軍
08.君がいない幕府 feat. お台所さま (真城めぐみ from HICKSVILLE)
09.LOVE弁慶
10.墾田永年私財法 feat. 田んぼマスター (山口 隆 from サンボマスター)

参加しているミュージシャンもすごいですよおお。これまで参加した人では、椎名林檎、Rhymester、サンボマスター、安藤裕子、野宮真貴、中村一義、忌野清志郎、スネオヘアー、斎藤和義、salyu、ハナレグミ、いとうせいこう…etc

今回もアツイ!墾田永年私財法とか、もうすごい。サンボマスターのアツさが「墾田永年私財法」をうたい上げます。私は今回この曲が一番好きかも。

ちなみにこんなPVも。

「姫君Shake!」 feat. 齋藤摩羅衛門 (斉藤和義)
https://www.youtube.com/watch?v=SdgDFHU_DFs
あはは!あほですわ~!

ちなみに私はこの曲が好き。2ndアルバムのですが、
「狩りから稲作へ」 下剋上RAP Version (feat.足軽先生 vs MC四天王)https://www.youtube.com/watch?v=7-jcddZU2BI

いやあ、ほんと。最高です!
ちなみに12月のライブは何としても行きたい!

『図説 日本武器集成』(学研)がすごすぎる!


先日、MTGで著者のT先生が持ってらしたのを拝見して、あまりにすごいんで私も早速購入した『図説 日本武器集成』をご紹介します。

いや、やっぱり学研さんなのですよね。こういう大変な本を作っちゃうんですよね。本当にすごいです!!
こういう本って、本当に手間とお金がかかるんです。写真を手配して許可申請して考証して……。
こういうことをしっかりやる、というのはまさに出版の真骨頂じゃないか、と思います。

さて、それはさておき。

本書のすごいところはとにかく現物を写真で見せ、使い方も実際に写真で見せ、そうでないときもイラストで図解し、また、伝説の逸話を実際に実験・実証して見せているところです。
P16-17見開き                  (『図説・日本武器集成』P16-17より引用)
たとえば上の写真。 こんな感じでふんだんに写真を入れてくれてるので、一目瞭然で理解することができます。この見開きでは、古代から平安中期までの刀剣の変遷を知ることができます。ちなみにこの見開き、写真使用料だけで15~20万はしますよ。いやはや。
#…あ、すみません、ついつい。ちょっとやらしいですよね^^;。

また、さすが武器をお好きな方が構成してるんでしょう。このページで見ると、左上に「七星剣」という剣が載っています。これは聖徳太子の佩刀と言われている名剣で、大阪市天王寺の所蔵。国宝です。この七星剣は、北斗七星や雲などが刀身に象嵌されている本当に美しい刀剣です。なんというか、いろいろいわくつきの剣で、古代史好きにはたまらん!という剣です。ロマン掻き立てられる、というか。

さらにその下の部分には、正倉院御物の「金銀鈿荘唐太刀」(明治時代の模造)、またその下には「蕨手刀」があります。この刀剣は、その聖徳太子が生きた時代とほぼ同時期から8世紀ごろまで、東北地方を中心に作られた刀なんですね。この当時、朝廷があった西日本以外の地域の鉄器があったことをちゃんと入れ込んでいるところが隙がないですね。

そして、実験・検証がまたおもしろい!
P30-31              (『図説・日本武器集成』P30-31より引用)

有名な逸話に「天覧兜割り」という話があります。明治の剣豪・榊原鍵吉(直心影流)が、明治天皇の天覧演武の場で、明珍作の兜を同田貫で切り下げた、というお話。

明治のお話なので伝説というほど遠いお話ではありません。たぶん本当にやったんだろうなあ、とは思ってましたが、この見開きを見て「あ、本当にできてるやん!」と感動しました。

ってか、できるんですねえ。まじで。こういうこと!

ほかにも、「弓矢」の項では、弓矢の威力を実際にバケツやフライパンを射たりして実証したりしてますし、平家物語の「那須与一」のお話(船上の的を射る)がいかにすごかったを実証してます。与一と同年代の、全日本学生遠的競技会の優秀経験者三名に、与一と同じような状況で、矢を中てられるかどうか実験してるんですけど、的中率は1割未満。「できなくはないけども、めちゃくちゃ難しい」ということが改めて実証されてます。

とまあ、なんだか熱く語ってしまいましたが、この本は本当に買って損のない本だと思いますよ!

この一冊があれば、日本の武器のパーツ名称、使い方から、派生・発展の歴史などもばっちりわかります。歴史小説や時代小説だけでなく、歴史読み物やもうちょっとしっかりした歴史書を読むときにも、こういう資料があると理解が深くなるんじゃないか、と思います。
心からお勧めします!

『この国は物語にあふれている』お伽草子展


お伽草子展に行ってきました
 ひと月ほど前のこと。「私の智恵蔵」こと歴史専門出版社Y社のできる編集者Iさんから嬉しいお誘い。 「むとうさん、物語って興味ありましたっけ?」 はいはい、詳しくないけど、もちろんお供しますよ。サントリー美術館のお伽草子展ですね!私もすごく気になっていたのです。

美しい図録!さすがサントリー美術館。

お伽草子というと、ちょっとピンと来ないかもしれませんが、子どもの頃、絵本で『浦島太郎』『ものぐさ太郎』とか『一寸法師』とか読みませんでした?あれです!あの物語たちはもともとこの「お伽草子」というジャンルのものなんですね。

お伽草子は、室町時代から江戸時代にかけて作られた、短編の物語のこと。テーマはもののけが出てくる奇抜なものだったり、庶民が出世する成功譚だったりして、多種多様です。基本的に、庶民が楽しめるようなユーモラスな物語って感じです。

一番の特徴は、そのほとんどに絵が添えられてること。図録で解説を書かれている徳田和夫さんは、擬音をたくさん入れたり、声色を変えながら声に出して読み上げてみてほしい、と言っておられます。なるほど、そんな事をしたくなるような雰囲気なんですよね。

物語は変容していく
それにしてもすごい展覧会でした。詳しくない私でもわかるような物語の絵巻や絵本がずらりと並んでいます。 まずは「お伽草子の源流へ」からスタート。『浦島太郎』の元ネタになった『浦嶋明神縁起絵巻』(重文)@浦嶋神社(京都)がどどんと登場。

おお~、これが浦島太郎の元ネタか、と思ってみてみると、あれ??なんか物語が微妙に違いますよ。浦嶋子(浦島太郎)が、海に船釣りに行って、亀を釣り上げてます。ん?確かここは、太郎ちゃんが砂浜で子供たちにいじめられてる亀を助けてあげるんじゃなかったっけ?

しかも、その釣り上げた亀が、美女に変身してますよ!そしてその美女をおうちまで送ってあげたらそこが蓬莱(常世)だった、となってます。ほおお~。これ、私が絵本で読んだときは確か、亀が恩返しに海の底にある竜宮城へ連れて行って、主人の乙姫様に歓待される…って話だったような…。解説によると、お伽草子では私の馴染んでいるストーリーに変容していったみたい。

身も蓋もないストーリー
ほかにもいろんなお話がたくさんありました。まったく知らなかったのですが『福富草紙』という物語がキョーレツでした。福富草紙のメインファクターはなんと『おなら』です。こんなお話です。

「むかしむかし。ある貧しい老夫婦がいました。鉄鈴を神様から賜る不思議な夢を見て、夢解きをしてもらうと『体から妙音が出て、幸いを得るお告げ』だとわれます。夫はお告げ通り、体から出る音=おならを出す芸を体得。それが評判になって大金持ちになりました。
隣に住んでいた老夫婦(ちょっと悪そう)は、それを羨み、夫を弟子入れさせます。『おならを出すには朝顔の実を飲むのが秘伝だよ』といわれ、さっそく服用。偉い人のところにその芸を披露に行きました。ところが、それは秘伝でも何でもなく、下剤だったのです。おならを出そうとしたら、下痢を撒き散らしてしまい…」

おいおいおーい!!なんてお話なんでしょうか(笑)。汚すぎる。っていうかおなら芸でお金持ちに、って。そもそもそこから無理があるような気がするんですけど。
Iさんのお話では、かなり有名なお話らしいんです。中世ではこういう下ネタのお話も多いんだそうです。特におならとか下痢とか、そういうの好きだったみたい。なんか小学生男子みたいw。

ばけもの(妖怪)がかわいすぎる
そんな初めて知るお話もたくさんありましたが、私が大好きなのは『もののけ』系の絵巻。有名な『百鬼夜行絵巻(ひゃっきやぎょうえまき)』(重文)も展示されてました!

図録カバーに登場している『百鬼夜行絵巻』のばけものたち。

百鬼夜行絵巻は、60以上の作例があるそうなんですが、今回展示されていた『真珠庵本』は最古の例だそうです。

昔から、「古い道具は年を経ると魂を持って変化(へんげ)する」と考えられてまして、「付喪神(つくもがみ)」とか「ばけもの」とかよびます。
「百鬼夜行」は、そんなばけものたちが夜に行列するというお話。お話といっても、絵があるだけで物語はないみたいです。何のために行列するとか、そういうのはないんですね。ただ変化して行列するという不思議さ。
うーん。なんだろう。ちょっと怖い、のかな。本来動かないものが動くってことが。 でもこの絵に出てるような化け物だったら全然こわくないぞ!むしろかわいい!

それにしても、日本人の創造力+デフォルメ力って素晴らしいですね。水木しげるさんをはじめとする漫画家の皆さんの世界にこの系譜は見事に息づいてますね。

こうして絵巻や絵草紙を見ていくと、今の文化につながってくものをひしひしと感じます。正直言って、添え書きの文章は、達筆すぎて判読できませんが^^;、絵を見るだけで十分伝わってきます。

「こうしてよく見ていくと、どういう服を着ていたかとかそういうことはもちろん、ああ、当時の人はこんな風にお風呂に入ってたんだ、部屋の中はどうなっていたのかとか、そういうこともわかるんですよ」 とIさんが言っておられました。なるほど、ストーリーだけでなく、そういう部分がまた面白いんですね。

絵巻物などは、これまで難しそうで、敬遠していましたが、もっと気楽に見ていきたいな、と思いました。よく考えてみたら、当時の庶民の人が楽しめるように絵師が工夫して書いてるんですから、私にもわかるはず!ですよね♪

サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/
*『お伽草子』展は、11月4日で終了しました。

 

武士道、とは何かを知る!~『会津武士道』(中村彰彦著)


会津に思いをはせていたら、グットタイミングでこんな本が文庫で出版されました。
いつもお世話になっているPHP研究所のN編集長謹製!!

PHP文庫・PHP研究所刊行(本体629円+税)

会津人を世に再認識した最大の功労者・中村彰彦さんによる「会津のお話・総集編」とでも申しましょうか。
この一冊を読めば、会津人の宝ともいうべき人々を知ることができますし、また、『武士道』という概念をわかりやすくひもといてくれてますので、武士道とは一体何なのかを感じることができると思います。また、語り下ろしなので、まるでお話を聞くようなかんじがして、入りやすいです。

『二つの山河』の松江豊寿さんに引き続き、読んでいると熱いものがこみあがまくりなのですが、本書では、松江さんに匹敵する素晴らしい会津人がたくさん紹介されています。中村さんの語り口がまたお上手でですね。何度も目頭を押さえました。ほんと、電車とかで読むとやばいです。

それから、文庫化にあたって、素敵な付録も付けてくださってますよ!
来年の大河ドラマの主人公、新島八重子さんの肉声ともいうべき『男装して会津城に入りたる当時の苦心』というエッセーが掲載されてます。これは雑誌『婦人世界』1909年11月号に掲載されたという回想録です。こういうものってなかなか見ることができないものですよね。

ご存知の方も多いと思いますが、八重子さんは、同志社大学創立者の新島襄さんの奥さんだから有名、ということもあると思いますけど、それだけじゃないですよね。彼女自身がすごい人なんですよね。
戊辰戦争では男装して、スペンサー銃(当時の最新型の銃)を連射、押し寄せてきた政府軍を悩ませたという列女です。男装したのは、亡くなった弟の代わりに自分が戦う、という覚悟のためだったそうなんですが、そんな彼女はまさに「会津人」。戊辰戦争で生き残った後の、行動力もまたかっこいい!!これぞ、まさしく武士道ですよ!
武士道とは、男性だけのものではないのですね。

そのあたりの経緯が、この付録エッセーでは彼女の言葉で語られています。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~!!
(むとう)

王塚古墳、今日・明日特別公開中!


装飾古墳の白眉としてあまりにも有名な
「王塚古墳」が特別公開しています。
しぬまでに、一度見てみたい、素晴らしい色彩とデザインの世界!
今年こそ行きたいと思っていたけど、またいけなかった…

王塚古墳・特別公開
http://www.town.keisen.fukuoka.jp/ouzuka/index.html

「文化財保護強調月間」って知ってました?


文化庁による、「文化財保護強調月間」というのがあるそうです。毎年11月1日から7日まで。 各都道府県で、特別開帳やイベントが目白押しです。 こちらのサイトから行くと、各都道府県の催しがPDFで公開されています。

文化庁・文化財保護強調月間
http://www.bunka.go.jp/bunkazai/aigo/hogoweek.html

ぜひお住まいの都道府県でチェックしてみてくださいね。