『小学百科大事典 きっずジャポニカ 新版』(小学館)

今朝起きたら、そうそうに何やら重い宅急便が届きました。

小学館さんからの荷物。
……おおお、これはひょっとして、あれではないですか??!
去年のいつだかに、ごくごく一部お手伝いさせていただいた『キッズジャポニカ』の新版!!

これだけ大きな事典に対してあまりにもわずかなお手伝いで、一年以上前のお話。どの項目をやったんだっけ、というくらい淡くてほわっとした記憶…。そんな私にも、見本誌を送ってくださるなんて、さすが小学館さんだなあ。ご手配いただいたのはIさんですね。Iさん、本当にありがとうございました!

そんなわけで、とても新鮮な気持ちで拝見させていただきました。そんな私がご紹介するのもなんだかとてもおこがましいのですが、とても素晴らしいご本なので、ご紹介させてください。
きっずジャポニカそれにしても、すごい本ですねえ。まずこのカバーデザインが可愛い。イラストがいいなあ。事典でありながら、良質な絵本みたいな感じもする。ワクワクする感じ。

中を見ると、写真もイラストもこれでもかとてんこ盛りです。漢字には全部フリガナがされてますから子どもが一人でも十分に引けるでしょう。

オトナが見ても十分に楽しめます。というか、これだけたくさんの項目を網羅してますから、大人用としても十分じゃないかなあ。

最近では、子供用の図鑑や辞典がよく売れるそうですが、こちらも売れそうですね!6500円というとちょっとお高めに思われる方もいらっしゃるかもですけど、この内容でしたらおつりが来ちゃうかんじですよ!!いい大事典です。

(あ、ちなみに今年いっぱいまでは「発刊記念特別価格」で6500円+税で、来年以降は7200円+税になるそうなので、ご注意くださいまし)。

ぜひお手に取ってみてください!
なんだかウキウキワクワクしちゃいますよ~!
(むとう)

file.47  笹井屋の「なが餅」

いちにちいちあんこ

お仕事先で場所をお借りして作業してましたら、「むとうさんおなかすいたでしょ?」と、いつもあれこれ気遣ってくださるIさんから「なが餅」をいただきました。
ながもち

いいですよねえ。このヘロンとしたスタイルが古様で…。こういう昔からあるその土地の名物、というのは、間違いなく美味しいです。「名物に旨いものなし」って、あれ誰が言ったんでしょう。私は「うまいものばかり」と思いますけど…。
名物、というとどうしてもまんじゅうやお餅のお菓子が多いですから、きっとあんことかお餅の嫌いな男の人が言ったと思うなあ。結構マジでそう思うなあ。

それはともかく…

こちらは四日市市の名物で、少なくとも江戸時代からあるお菓子です。元祖の「笹井屋」さんは、創業1550年だそうですので、戦国時代にはもうあったのかもしれませんね。
ながもち私もお土産で何度かいただいたことがありますが、誤解を恐れない言い方をしてみると、特徴のないのが特徴と言いましょうか。「ずばりあんこでお餅の味です」ってかんじ。でも、飽きが来ない、何個でも食べ続けられそうな味で美味しいです。

そして何よりこのヘロンとした形がいいですよね!

一人で自宅でいただいていたら、口にくわえて、あえて手を使わないで、はむはむはむ…と最後まで食べたい。しかし今回は自宅ではなかったので、おしとやかに、ちゃんと手を使って三口くらいに分けていただきましたよ。
ながもち割ってみますと、なかはこんな感じです。粒あん。

甘さは控えめ。お餅の味もわかるくらい。お餅と言ってもお餅と求肥の間、って感じでしょうか。とても柔らかいです。

ああ、やっぱりいいなあ。名物。

いろんな場所に行って、そこにある昔からの名物をいただくってのが、私にとっての至福の時です。
そういえば四日市市はいったことないです。ぜひとも行ってみたい!

笹井屋
http://www.nagamochi.co.jp/koda/koda_f.htm

file.46 平野屋の「甘納豆」

いちにちいちあんこ

土曜日は、H山先生にお供して、落語を観に行ってきました。

演芸作家でもある先生に、解説していただきながら拝見できる、というだけで十分にご褒美なのですが、先生は、こんな素敵なお土産をご用意くださっておりました。

甘納豆

「いや、いくちゃんの好きなあんこじゃないけど、甘納豆。ほら、それにこの店、本所だしさ…」

いえいえいえ、甘納豆も、私の中では勝手にあんこカウントでございます!!
っていうか、大好物でございますぅ~!

それにしましても、なんと言うお気づかいでしょうか(涙)。

先生のお作『本所おけら長屋』の舞台は、その名の通り「本所」です。今私もお手伝いさせていただいてるので、そんな風におっしゃられたわけですが、まさに、江戸っ子の心意気ですよお。このさりげないお気遣い…。ううう…。本当に何よりそのお心が嬉しいです。

早速帰宅してから、家族でいただきました。
甘納豆

みてください!!

この美しい甘納豆たちを!!

うぐいす豆、おたふく豆、白インゲン豆です。豆本来の色がこれほど美しく残っている甘納豆、なかなかないですよ。美しい黄緑色、濃い紫、そしてベージュ。

そしてもちろん、味もカンペキ!

昔ながらのパッケージですし、周りについている糖分の感じから、けっこうオールドスタイルの甘目な味付けかと思ったら、むしろ甘さよりも、風味が際立つかんじです。いや、甘さもちゃんとあるんですけど、豆の風味がちゃんと立ち上がってる、というほうがいいかも…

そして、外側は糖分でカラッとしてますが、中はびっくりするくらいふわっと柔らかで、しっとりしてるんですよ!!
お多福豆例えばこのおたふく豆。

写真だと分かりにくいかもしれませんが、中面ものすごくしっとりとしていて、ほわっとしてます。周りについている糖分から、甘そう、と思われるかもしれませんが、甘い!って思わないんです。絶妙なバランス!

いやあ、なんかもう、甘納豆の認識変わっちゃいました。

H山先生、本当にありがとうございました!

平野屋
http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13105193/