file.38 くまずだんごやの「だんご」


いちにちいちあんこ新聞を読んでいたら、熊谷市図書館で、今年新しく国重要文化財に指定された仏画が特別公開中という記事を発見。今日の午後は時間があるので、これは行ってみようと思ってでかけました。(仏画についてのちほどブツタビにてご報告します)

熊谷に行くならば、と以前からチェックしていた「くまずだんごや」さんへ。

くまずだんごやさんは、お団子二種と、炭酸まんじゅうと、お赤飯だけのお店だそうで、そういうお店が大好きな私としては、ぜひ一度行ってみたいと思っていたお店だったのです。
幸いなことに、図書館から歩いて10分くらいのところ。展示を観終わってから歩いて行ってみました。
くまずだんごやこちらです!おお、なんか気分盛り上がるなあ。
中に入ってみると、オジサン二人が待ってます。おじさんの話では、注文してから焼いてくれるので、ちょっと時間がかかるとのこと。なるほど、店頭にはお団子は一切並んでいません。作り置きしないんですね。

待ってる間に、いい匂いがぷうんとしてくるし、居ても立っても居られない気持ちになってしまいました。ほんとは、両親の分と私の分でたれ・あんこを3本ずつにしようと思ってましたが、今すぐに食べたくなって、4本ずつオーダー。しばし待ちます。
#炭酸まんじゅうも買いたかったのですが、こちらは残念ながら売り切れでした。ううう。

きれいな包装紙にくるんでくれたお団子をもって、私は歩いてすぐそばにある、荒川河川敷に行って、包装紙を開けました。そして我慢できずとりあえず…
だんご(たれ)まだホカホカ温かいたれ味にパクリ。

ぐは~~!!
めちゃくちゃ美味しい!!
お団子がとけそうですよ。まん丸の団子ではなく中央がくぼんでいるタイプのお団子(血小板みたいな形のやつです)。お団子も、冷めたら固くなる昔ながらの生地ですね。

あんこのほうは、家に帰ってから食べようとぐっとこらえ、そそくさと車に乗って帰路につきました。

だんご

こちらが包みがみ。おしゃれな包みです。粋な感じですよね。

だんご

さあ、こちらが、くまずやだんごさんの、だんご二兄弟です!
作り立ての時よりも、少し冷めてますから、トロリ感はありませんがもちっと感は増してます。

だんご(あんこ)

あんこはこし餡。甘さは結構しっかりしてますが、なんといっても、こちらの団子は生地を食べさせるもの、って感じがしますよ。なのであんこはあくまでも補助に徹している感じ。名脇役です。だから生地のお米のほのかな甘さがちゃんと伝わってきます。

いやあ、しかしここの団子は、本当に美味しかった。
家の近くにあったら、絶対少なくとも週一で通います。また、手土産にもいいですね。「差し入れ」とかそういう感じ!!
今日のうちに召し上がってください、…とか言いながら大切な人に差し入れしたいわあ。

くまずだんごや
http://www.saitama-j.or.jp/syougyou/genki/shop/n6001.html

 

 

 

寺社好きのみなさん、絶対手に入れたほうがいいです!!なガイドブック登場。


 

尊敬する大先輩・Wさんが、すごい本を上梓されました。
祈りの回廊をゆくこちらです!!『奈良大和路 祈りの回廊を歩く~奈良町・高畑界隈~』。

帯はこれまた尊敬してやまない、奈良博の西山厚先生が寄せていらっしゃいます。

本書の特徴は、先生の言葉に凝縮されています。
「小さなお寺や神社に向けられた温かいまなざし。こんな本がほしかった。ずっと待っていた。奈良がもっともっと好きになる本です」

奈良町・高畑のあたりといえば、奈良にいったらまず歩くところだと思いますが、本書を読むと、いかに自分がものを分かっていなかったということがわかります。

拝読しながら、こんなところに、こんなすごい歴史の神社があったんだ!お祭りもあるんだ!え、こんなきれいな仏像があったの??…と付箋たてまくりですよ。関東在住の割には結構知ってるほうだと思いますが、まだまだ浅かったああ、という心地よい敗北感が…。
祈りの回廊(P6-7より引用)

そしてこのページをご覧ください。

本編の一番最初の見開き、最も大きな写真は、元興寺(たぶん本堂)の屋根ですよ!!
く~~っさっすが~~Wさん~~~!
確かにこのシリーズの最初を飾るにふさわしい写真です。元興寺、そして「行基葺き」。

元興寺は、ちょっと特別なお寺ですよね。元興寺はもともと現在の飛鳥寺だったお寺です。えっと、そういうとちょっとわかりにくいですよね。

蘇我馬子によって、日本最古の本格的な仏教寺院として建立された「法興寺」というお寺が飛鳥にあったのですが、平城京へ遷都する際に、一緒に引っ越して、名前を元興寺と改めたんですね。
(それで、うつされたものの、法興寺自体も残りまして、これは現在〔飛鳥寺〕と呼ばれてるわけなんですね)。

つまり、仏教興隆の第一歩ともいえるお寺さんなわけで、このお寺がまず最初に来るのはとても納得しますし、そしてその屋根が大きく出ているのもとても納得してしまうのです。というのも、この本堂(国宝)自体は鎌倉時代のものですが、屋根の瓦は、飛鳥時代の瓦でもって、一部葺いてるんです。そんな古い瓦が現役なんて、すごいですよね!
まさに、トップを飾るにふさわしい写真です。はああ、さすがだなあ。
祈りの回廊(P18-19より引用)

また、本書の特徴は、お寺さんだけでなく神社も取り上げているところ。一見小さくみえる神社でもこんなにすごい特徴、歴史、物語が詰まってるなんて、と改めて驚かされます。

そして、通常のガイドブックではまずスルーされてしまうであろう石造物もきっちりフォローしてくれてますよ!石部の魂も騒ぎます。付箋付箋、と……。

これだけ、しっかりとした情報が満載なのに、文章量も適度で、そんなに重たいという感じもないのがまた…。ガイドブックとしてとても使いやすそうですよ。もちろん地図もわかりやすいし。

「奈良では『ありがたいものはみんなありがたい』という素直な祈りの心が数えきれないほどの人々によって伝えられ、守られてきた。今改めて、奈良は町全体が『祈りの回廊』なのだと称えたい」(前ソデより引用)

なるほど。

そうなのです。これだけの多くの寺社を、奈良の人たちは伝え、守ってきたのです。それは簡単なことじゃありません。戦渦にあっても、途絶の危機にあっても、その時の誰かが踏ん張って伝えようとした。その結果が、この豊かな「祈りの回廊」なのですね!!

……Wさん、西山先生、これが「愛」ってやつですね!?

すみません、ちょっと興奮しすぎですね。いやでもそれくらい感動してしまったんです。

とりあえず、今度このガイドブックをもって、奈良町と高畑を歩きます。間違いなく私はもう一歩前へ進める気がするのです。

皆さんも、ぜひお手に取ってみてくださいね!!

 

file.37 虎屋の「おもかげ」



いちにちいちあんこ

実は、先週末から体調がいまいち。
急に気温が下がったのに体がついていけてない感じです。今朝も、頭がぼーっとして目の焦点が合いにくい…。

こんなときは、気合を入れないといけませんね!

そこでおもむろに取り出したのは……
おもかげおもかげ、ひとくちバージョン!
友人Sちゃんからいただきました。

虎屋さんの練り羊羹はあまりにも有名ですが、ちょっと風流な名前がついてます。この「おもかげ」は黒砂糖入り羊羹。ちなみに最もスタンダードな羊羹は「夜の梅」、和三盆を使った羊羹は「阿波の風」など、ほか多数。

子どものころ、お歳暮で必ず虎屋さんの羊羹をくださる方がいて、その包みの中には、この「おもかげ」と「夜の梅」が必ず入っていました。懐かしいです。
おもかげあけてみますとこんな感じ。銀色の包みは簡単に剥けるようにできていて、いかにも携帯ような感じです。そういえば、山に行くのにこの虎屋さんの小型羊羹シリーズのを持っていく、という人がいたなあ。
おもかげ神々しいまでの輝き!
携帯できるようなカジュアルさですけど、味は本式の和菓子。さすがさすが…
おもかげその上質さに敬意を表して、お皿にとって、菓子楊枝でいただきました。

それにしても、奄美産という黒糖の味が濃い!
実を言うと、子どものころは、この黒砂糖味が強すぎる気がして、断然夜の梅派だったのですが、改めてこうしみじみいただくと、上質な黒糖のコクがとてもおいしい。

上等なあんこに黒蜜をかけていただいてるような感じです。贅沢!
甘さもかなりしっかりありますが、きりっとした後味で、すっきりします。

よし、ちょっと目が覚めた気がするので、今日も頑張りますよ~!!
虎屋
http://www.toraya-group.co.jp/products/pro01/pro01_010.html

 

栖鳳さんは「鳥と猫派」だという確信〔竹内栖鳳展〕


あまりにもすごすぎてその全貌がよくわからないと思っていた絵の巨人・竹内栖鳳さん。
大規模な回顧展が国立近代美術館で開催されています。
20130923-1
ふっと時間ができたので、今日行ってみました。
図らずとも、前期の最終日だったためか、三連休の最終日だったためか、かなりの盛況ぶり。栖鳳さんといえば、重要文化財にも指定されている「斑猫(はんびょう)」があまりにも有名ですね。
20130923-2このチラシの、猫ちゃんです。美人ですねえ。一度はぜひ見てみたい絵の一つです。私は勝手に「美人画」だと思ってます。これ。

ところが、ちょっと血の気が引きましたが、この「斑猫」は、前期では出品されていないということを、現地で知ったのです!!ああああ、やっぱり、ちゃんと出品リスト見ておけばよかったあああ。

でもまあ、ポスターにもなっている「金獅(きんじし)」等はありますし、今後きっちりこれるかどうかわからないし…ということで、えいやと入館。

それにしてもすごい人出でした!

フリー稼業の気安さで、ここ最近平日の昼間にいったりしてるので、こういう人では久しぶり。

あまりにも膨大ですし、さまざまな手法・画材のものがありますので、なかなかお伝えしにくいのですが、私は動物が好きなので、動物に絞ってあえていうならば、

「栖鳳さんは、鳥と猫類が好きだと思う」

ということ。

彼が描くものを見ていると、鳥類と獅子や虎、猫などの猫類は、本当にかっこいいし、美しいんですけど、それにたいして、ちょっとびっくりするくらいほかの動物、かわいくないんですよね。
#すみません、これは私見ですよ、あくまでも。

例えばウサギ。何点かありましたけど、すっごく上手ですけど、かわいくないんですよ。不思議なくらい。

それから犬。犬もすっごく上手なんですけど、かわいないんですよ、これまた。子犬もいましたけど、かわいくないの!すっごい上手だけど!

しかし、それに対して、本当にライオン、虎は美しい!!
そして、スズメもかなり何度も登場しましたが、実物以上に少々荒々しく、同時に可愛いのです。(砂浴びした後、羽を振り立ててるみたいな「羽バッサ~」なスズメが多数登場)
ニワトリやアヒルも、いい。荒々しさ+可愛さ。そんな塩梅。

ほんと面白いですよね。

2歳年下で、京都生まれの、とってもよく似た背景を持つ神坂雪佳なんて、もう、どの動物描いても丸っとしてかわいらしさがにじんじゃうんですけどね。特に雪佳の犬なんて、めちゃくちゃかわいいですけど。…いや、もちろん方向性違いますからね、比べるのはあれかもしれませんけど、改めて面白いなあ、と。

それにしても大規模な展覧会ですので、風景画も素晴らしいものがたくさん出てましたし、人物画も出てました。見る人によってかなり印象が違うんじゃないかと思います。

ぜひ、観に行ってみてくださいね!

竹内栖鳳展
会期:2013年9月3日(火)~10月14日(月)
http://seiho2013.jp/

あの飛鳥大仏が、ほぼ造立当時のままだった!!?


日本最古級の仏像としてまずその名前が挙がる、飛鳥寺の飛鳥大仏(重文)。

ただ、この飛鳥大仏は、鎌倉時代と江戸時代に大幅に補修されていると説明されてきて、造立当時のままなのは、お顔の部分だけ、と説明されてきました。

ところが、早稲田大学大橋一章教授の調査によると、どうも全体が造立当時のままの可能性が高いという結果が出たというのです!

早稲田大学の記事!↓
http://www.waseda.jp/jp/news12/121020_daibutsu.html

ざっくり要約してしまいますと、お顔も体も銅などの金属組成が同じなため、同時期に作られたんじゃないかという、結果。これは、すごいことです!

現在、飛鳥大仏の造立は609年とされています。609年に日本で作られた銅製の仏像となると、名実ともに最古と名乗るにふさわしい仏像ってことですよね!

最古であってもなくても、補修されていてもなくても、あのお像の素晴らしさは変わりませんが(私は飛鳥大仏大好きなのです^^)、今後のさらなる調査が楽しみです。

『洛中洛外図』が一同揃い踏み!秋の東博特別展は必見です。


『洛中洛外図』は、戦国期、16世紀初頭から制作された屏風絵です。

京都市街地(洛中)、郊外(洛外)の風景や風俗などを描いたもので、当時の文化を知る上でも貴重ですし、建築史、美術史、社会史などあらゆる学問の上で研究されている貴重な美術品であり史料です。戦国期から、江戸時代にも多く制作されましたが、その中でもとくに有名なものが7点あります。

なんとその7点が、すべて揃ってしまうという展覧会が、10月から東博で開催されますよ!!ひゃ~!

ちなみにその7つというのは以下のラインナップです。

国宝『洛中洛外図屏風 上杉本』(狩野永徳筆)16世紀(山形・米沢市上杉博物館蔵)~11/4
重文『洛中洛外図屏風 勝興寺本』・17世紀(富山・勝興寺蔵)~11/4
重文『洛中洛外図屏風 歴博乙本』・16世紀(千葉・国立歴史民俗博物館) ~11/4
重文『洛中洛外図屏風 舟木本』(岩佐又兵衛筆)・17世紀(東京国立博物館蔵)
重文『洛中洛外図屏風 歴博甲本』・16世紀 (千葉・国立歴史民俗博物館) 11/6~
重文『洛中洛外図屏風 福岡市博本』・17世紀(福岡市博物館蔵)11/6~
重文『洛中洛外図屏風 池田本』・17世紀(岡山・林原美術館蔵)11/6~

まずは、なんといっても、織田信長が上杉謙信に送ったものとしてあまりにも有名な『上杉本』、国宝!
これを東京に居ながらにして見られるなんて、嬉しすぎます。
そして、おお、池田本も、ね、ありますよありますよ……。こういうのを並べて見られるってのは本当にありがたい話です。

と思ったら、……ちょっと待って!!

展示替えがあるじゃないですか!
しかも私が見たい上杉本は前期、池田本は後期と別れてる~~(涙)。まじすか~~(泣)。二回来いと、そういう話ですか。

うううう。そんなあ。

でも、行くしかないかなあ。

『京都―洛中洛外図と障壁画の美』展@東京国立博物館
会期:2013年10月8日(火) ~ 2013年12月1日(日)
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1610

file.36 紀の善の「クリームあんみつ」



いちにちいちあんこ
サラリーマン時代、私は9年ほど神楽坂に住んでいました。
ほんとに住みやすい良い街なんですよ~。
人情も残ってますしね。私が住んでいた小さなマンションは、大家さんがとにかく親切で、ほんとに良くしていただきました。引っ越した今もたまに連絡くださるぐらい。私は大家さんにとってまさに「店子」だったんだなあ、と温かい気持ちになります。
居心地が良すぎて同じマンションに結局9年。なかなかなもんですよね。

さて、そんな神楽坂には、美味しいお店がたくさんあります。
でも結構意外なことに、甘味どころとか、そういう場所が思ったより少なかったのです。ここ5年ぐらいでその様子はだいぶ様変わりしましたけどね。

そんな神楽坂で、今も昔も変わらずに、甘味どころといえばまず第一に名前が挙がるのが今日ご紹介する「紀の善」さんでしょう。

神楽坂を通りかかったので、久しぶりに紀の善さんに入ってみました。

ラッキーにも、すぐ座れました。珍しい!

私は、紀の善では必ず「抹茶ババロア」を注文してきました。なんでそうなったのかわからないけど、それが私の結論だったんですよね。
だけど、最近、いろんなところであんみつを食べるようにしているので、今回は久しぶりに[「クリームあんみつ」を注文してみました。
クリームあんみつこれこれ!わあ、ものすごく久しぶりですよ。「紀の善では抹茶ババロア」と決めてから10年余り、ここのあんみつ食べてなかったもんなあ。

こちらの蜜は、ものすごく甘さ控えめですから、はなから全部かけますよ(こういうことは忘れないワタクシ)。
くりーむあんみつそしてこしあん。こちらも甘さ控えめ。

それから、アイスクリームもほとんど甘味のないアイスクリームです。乳製品のコクが際立つアイスクリームです。

そういえば、抹茶ババロアも抹茶ババロアそのものにはほとんど甘味がなく、粒あんの甘味で全体をいただく感じだったなあ。

そして寒天をいただいて、記憶がすべて蘇りました。

そう、「紀の善では抹茶ババロア食べなくちゃ」という結論を出したのは、ちゃんと理由があったんですよ!

寒天です。寒天。そうだそうだ。

こちらの寒天は、海藻の香りがかなり残ってるものなんです。私にとっての寒天は、この海藻くささはできるだけ控えめなものが好みなので、こちらの寒天は苦手なんだったわ~。

しかも、蜜もあんこも甘さが控えめなので、海藻の海くささが際立ってしまってるんです。

もちろん好みだと思います。こういう寒天がお好きな方も多いんだと思いますが、私はあまり好まないのです。

それにたいして抹茶ババロアは、とにかく抹茶の味が濃厚で、あんことクリームと合わさった時に、ちょっとびっくりするようなバランスの妙を見せるお味なんです。

思い出した~~!それにしてもこんな大事なことを忘れてたなんて。

もちろん美味しいですよ。残さず完食させていただきました。だけど次回はやっぱり抹茶ババロアの原点に戻ろうと心に決めたのでした。

紀の善
http://www.kinozen.co.jp/01main.htm

レキシの3rdアルバム『レキミ』、最高です!


歴史ファン+音楽ファンとして看過できないアーティスト「レキシ」。
すみません。今まで黙ってましたが、ファンなのです。ライブも何回かいってます!はい!

硬派な歴史ファンのみなさんは「??」かもしれません。でも、歴史の楽しみ方ってこういうのがあってもいいんじゃないかな、と強く思うのです。
もちろんお好きな皆さんは、何をいまさらとおっしゃるかもしれませんが、3rdアルバムがこれまたかっこいいので、こちらでもご紹介したいと思います。
レキミ『レキミ』。

この「レキシ」は、もとSUPER BUTTER DOGのキーボードだった池田貴史さんこと池ちゃんのソロユニットです。とにかくファンキーで音楽センス最高で、おもろい人なのですが、その池ちゃんが「歴史好き」ゆえに始めたのがこの「レキシ」。
いけちゃん(今回の池ちゃんはとにかく姫押し)

『…池田貴史のソロプロジェクト。歴史好きの池ちゃんが繰り出す「歴史縛りファンクネスバンド」。 毎回豪華なゲストを迎えポップでグルーヴィーな作品を送り出している。ライヴではさらにMCも必見。』(HPより抜粋)

音楽はもう間違いないのですが、また歌詞がたまらんのです。とにかく歴史です。タイトル見てもらえばわかるかな~

01.大奥~ラビリンス~ feat. シャカッチ
02.姫君Shake! feat. 齋藤摩羅衛門 (斉藤和義)
03.武士ワンダーランド feat. カブキちゃん (Salyu)
04.ハニワニハ
05.恋に落ち武者 feat. 足軽先生 (いとうせいこう)
06.古墳へGO!
07.甘えん坊将軍
08.君がいない幕府 feat. お台所さま (真城めぐみ from HICKSVILLE)
09.LOVE弁慶
10.墾田永年私財法 feat. 田んぼマスター (山口 隆 from サンボマスター)

参加しているミュージシャンもすごいですよおお。これまで参加した人では、椎名林檎、Rhymester、サンボマスター、安藤裕子、野宮真貴、中村一義、忌野清志郎、スネオヘアー、斎藤和義、salyu、ハナレグミ、いとうせいこう…etc

今回もアツイ!墾田永年私財法とか、もうすごい。サンボマスターのアツさが「墾田永年私財法」をうたい上げます。私は今回この曲が一番好きかも。

ちなみにこんなPVも。

「姫君Shake!」 feat. 齋藤摩羅衛門 (斉藤和義)
https://www.youtube.com/watch?v=SdgDFHU_DFs
あはは!あほですわ~!

ちなみに私はこの曲が好き。2ndアルバムのですが、
「狩りから稲作へ」 下剋上RAP Version (feat.足軽先生 vs MC四天王)https://www.youtube.com/watch?v=7-jcddZU2BI

いやあ、ほんと。最高です!
ちなみに12月のライブは何としても行きたい!

『大日本魚類画集』の魚たち〔大野麥風展〕②魚への尊敬、そして「愛」


さて、ここで図録を参考に、大野麥風(おおのばくふう)さんについて少しふれておきましょう。

麥風さんは、1888年東京本郷生まれの江戸っ子。本名は要蔵さんと言います。最初、油彩画を学びますが、30歳頃から日本画を発表するようになり、このころから『麥風』という号を用いるようになりました。そして関東大震災をきっかけに、淡路島に引っ越します。この辺りから「魚の画家」麥風さんらしい、動きになっていきます。

「絵画に親しんでからは、山紫水明とはいえない平凡な田園、漁村、寒村を狙って描いていたが、魚類の色彩や姿態、性格に興味を持つようになって魚を多く描くようになり「魚の画家」と言われるようになったと記す。そうして魚族の二千種を片っ端から写生しようと志し、それがいつの間にか山積みにするほどとなったので、魚を芸術的にかつ鑑賞的、学術的に扱ったものを畢生の事業として残したいと考えた。それを日本伝統の優美な木版手摺りによる版画の粋に頼むことを決意し、和田三造や谷崎潤一郎、田中茂穂など各界の泰斗に援助を受けるようにした」(図録P13から引用)

「畢生の事業」として、「魚」を描く。
この決意がまさに核になって、この魚類画集は奇跡のように作り上げられていったのですね。

麥風さんは、近隣の水族館に足しげく通うだけでなく、潜水艇に乗って泳ぐ魚を写生したようです。そこで麥風さんが見たのは、魚の美しさ、「生きる真剣さ」でした。いいですね、「真剣さ」かあ。

そして、この画集が完成するのに何より忘れてはならないですが、彫師と摺師の存在でしょう。
なんと言っても、「原色木版二百度手摺」です。もう信じられないような多重摺版画ですもの。名人でなければ到底成し遂げられないでしょう。一点あたり、なんと版木は五十枚余りがつかわれたそうですよ。

彫師は大阪右衛門町在の名人・藤川象斎(ふじもとぞうさい)さん。摺師は、禰宜田万年(ねぎたまんねん)さんと光本丞甫(みつもとじょうほ)さん。
浮世絵の衰退で職を失っていた名人たちに、もう一度ふさわしいお仕事を用意できたことは、版元の社長である品川清臣さんも「胸が高鳴った」と言います。いい話ですね。

さて、そんな麥風さんたちの作品をもう少し見ていきましょう。例のごとく私が好きだと思ったものをご紹介しますと…
たこ

(大野麥風展図録119Pより引用)

タコです。
リアルな雰囲気のタコさんと、後方にリアルじゃないタコさんが同じ画面に収まっている、この妙!
たこめちゃくちゃかわいい!このタコ!
シューってなってますよ。
たまりません。これからタコ描くときにはこんな風に描こうっと。

それから、彼の描く魚を見てますと、なんか顔が優しい気がするんですよね。
よく見たら笑い顔っていうか、微笑んでるみたいな魚も結構多くて…
ナマズ

こちらのナマズさんも、なんか楽しそう。ウキウキしてるような感じがします。
太刀魚

こちらは太刀魚です。歯がとがっていて怖そうですが、なんかご機嫌さんな感じしませんか?

なんかもう、麥風さんの、魚に対する愛情があふれ出ちゃってるんですよね。魚の美しさに対する感動と…。

このほかの版画も素晴らしいものばかりでした。魚に対する愛、版画に対する愛。そんなものが結集したのがこの画集なんだなあと、強く感じました。

ぜひ、東京駅ステーションギャラリーに行って、生の版画をご覧ください。図録は現代のもので四色摺りですから、二〇〇色摺りは再現不可能です。本物は一味もふた味も違いますよ!!

大野麥風展(~9/27) 東京ステーションギャラリー

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html

 

『疾風に折れぬ花あり』(中村彰彦著)連載スタート!



文蔵

PHPさんより発行されている文芸雑誌(文庫)『文蔵』さん10月号にて、中村彰彦先生の新連載『疾風に折れぬ花あり』がスタートしました!!

中村彰彦先生といえば、NHK大河で改めて注目が集まっている「会津人」をはじめ、人間の生きざまをえがき続けてきた方。私は、編集者である以前に単なるファンとして、中村先生の著作はずっと拝読してきましたし、先生のえがき出される「見事な人間」を、自らの目標(おこがましいですけど;;)としてきました。
ありをりあるでも、「レキベン」で先生の『二つの山河』や『名君の碑』についてアツく語っちゃったりますし

そんな自分が、なんと、その憧れの先生の新連載のお手伝いをさせていただけることになったのです!本当に嬉しいです!!
お仕事くださったN編集長には本当に足を向けて寝られません!

今回の物語は戦国時代、武田信玄の娘・松姫(信松尼)が主人公。松姫は、武田・織田の蜜月時代に、信長の嗣子・信忠の許嫁でしたが、破談。その後は結婚せず、武田が滅びた後、姪たちを立派に育て上げ、武田旧家臣の精神的支柱になった見事な女性です。会津の藩祖・保科正之を守った人でもあります。そんな女性を、中村先生がどんな風に描かれるのか…。私はワクワクしながら先生の原稿を待ちました。

そして、先月半ばごろ。いよいよ先生から生原稿がファックスで届き、それを拝読した瞬間……。

うおおおおおおおお、という感動が身を駆け巡りました。

匂い立つような松姫さんがそこに立ち上がっておりました。そして、戦国時代の名族武田家の家中にあっただろう、空気。私は一気にその中へ引き込まれてしまいました。

これから、毎月この感動を誰よりも早く味わうことができるなんて!
本当にこれこそ編集者の特権です。なんて楽しいお仕事なんでしょう。

ぜひお手に取ってみてください~!

ちなみに、掲載されております『文蔵』は今号がなんと8周年記念!!毎月17日前後発売です。