『ZESHIN~柴田是信の漆工・漆絵・絵画~』@根津美術館


柴田是信を知っていますか
いつもお世話になっているA社のWさんに連れられて、新しくなった根津美術館で開催されている『ZESHIN』展にいってきました!!

知っていますか、も何も…。私は全く存じ上げませんでした。不勉強です!!

「是信は、幕末から明治にかけての日本の工芸界を引っ張っていった人。漆を使った工芸だけでなく絵画でも天才を発揮した、“万能の人”なんだよ」

と、Wさんの解説。ううむ。なるほど。日本以上に海外ではめちゃくちゃ人気の高い、有名な芸術家、とのことなんですよ。

誘ってくださったWさんは、もともとA社で企画展のディレクションをされてこられたお方。「え?あれもWさん企画なんですか?!」…みたいに毎度伺ってはビビるんですが、図々しい私は、優しいWさんにすっかり甘えてなついております。エライ人に平気でなつけるのが私の特技でもあります。

そして、Aさんがいろいろ話して下さる解説とともに是信さんに対面できるなんて、私もどんだけ贅沢なんでしょうか。

是信さん、ホンっとに天才!!
それにしてもすごいお人です。もうね、理屈抜き!技術もすごいけど、なんといってもそのあまりにも素敵な構図、デザイン。
会場に一歩入った時からもう、私、釘付けです。
なんてきれいな漆なんでしょう!色彩なんでしょう!構図なんでしょう!デザインなんでしょう!

カラスと枇杷が高蒔絵されていて、立体的に見える。写真だとなんだか収まりすぎなんだけど、生で見るとものすごいグッとくるんです!(図録P50から引用。)

そして、その背後にはものすごい「教養」がドドンと控えています。
なんだこれ~!!!!カンペキじゃん!
こういう人って、いるんですねえ。

図録表紙になっているのは「夕顔蒔絵板戸」。

しかも、すごいのは作品数もかなり多いということ。
ダ・ヴィンチは天才ですけど、数がそんなに多くないですよね。そういう意味では、葛飾北斎的な天才とも言えるかな…。いや、北斎タイプとも違う。光琳…。うーん光琳的な要素もある。けど、違う。

つまり、そうです。唯一無二ですわ。
私ったら、こんなすごい人を知らなかっただなんて、ほんと物知らずだわああ。

実は、海外での評価はますます鰻登りで、いまもどんどん海外に流出しちゃってるそうです。
こういうすごい人がいた、ということを、もっと知りたいですよね。いや、知るべき、という表現の方がいいかも。

ぜひぜひ、お時間のある方。観に行ってみてください!!
度肝を抜かれますよ!
(どぎもをぬかれる、って表現、なかなか使えませんけど今回はあえて使います!)

根津美術館のサイトに、作品の写真が美しく紹介されています。
そちらをちょろっとご覧いただくと、「わ!」と思っていただけると思います。ぜひのぞいてみてくださいね!

根津美術館
http://www.nezu-muse.or.jp/
会期:2012年12月16日まで

南会津に木を観に行ってきました!


この週末は、南会津に「木」を観に行ってきました~!
来年から、一緒にお仕事させていただく家具作家集団・ラボラトリー(株)のシャチョー・えーいちさんとハタさんに同行して、材木の買い付けと製材に取材させていただいちゃったのです。

材木は一度製材してから2年ほど乾燥させて使うそうです。本物を作るには時間がかかるのですね~~

お仕事とはいえ、正直言って温泉旅行気分!!!
美しい木、温泉、南会津の美味しい食べ物…。めちゃくちゃ満喫してきました。
詳しくはまた「イキモンブ」でアップする予定です!お楽しみに~♪

仏像holicになった理由~世界は広く深く~


それぞれに名前がある、と知る
子どもの頃の私には、植物も動物もまったく同じように見えて、同じように名前を付けて話しかけたりしてました。名前を付けて呼びかける木や花は、人間の友達と一緒なのです。

ある日、きれいだなあ、と思っていた花の名前を教えてくれたお爺ちゃんがいました。その花は「ユキノシタ」という名前でした。私は「シロさん」と呼んでましたが、断然「ユキノシタ」という名前が似合ってます。透明感のある白さといい、地面に近いところに遠慮深く咲く感じといい、まさに「雪ノ下」ってかんじ。

同じように、いつもおやつをくれるお寺のお坊さんが、いつも見ている丸い頭の仏像が、お地蔵さんという名前だと教えてくれました。丸い頭でちょっと地味だけど、親しみやすそうな雰囲気が、なるほど「ジゾー」って感じだなあ、と思ってすぐに覚えました。

一度覚えますと、ほかの場所にその「ユキノシタ」や「ジゾー」がないか探してしまいます。あ、また居た、またあった!
それまでひと固まりだった世界が、一つ一つ独立した存在として視界に入ってくるような感覚です。世界はどんどん広く深くなっていきます。

……そんな中に仏像という存在もあった、って感じでしょうか。だからよくわからないけど、仏像の名前はたくさん覚えました。雰囲気で見分けられるようにもなりました。植物を見分けるように。

さらに世界は広がっていく

大人になって、少し知識も入ってきますと、自分の中にまた新しい「フック」ができていきます。

多くの文化人が仏像についてエッセイを残しています。仏像に「はまる」と、旅に出る→文章を書く、ということをしたくなるのかも。私はこんな本を読んで、さらにまたあこがれを強くしたのでした。

たとえば、「願成就院の仏像を作ったという運慶作の仏像ってほかにもあるのかな?」と調べていろいろ見に行ったりしますね。 また、知識が入ってきてようやくそのすごさがわかるものもあります。たとえば、奈良の大仏さんは、私にとってまさにそうでした。

ものすごく大きい!という意味ですごいなあ、と思ってましたが、あまりにも観光地化していて、自分の中では「俗っぽいなあ」なんて思ってしまってたんです。それに創建当初のものではなく江戸時代のものであるということも、古い仏像が好きな私にとっては、正直言ってあまりそそらないなあ、という感じだったんですね。

でも、大人になってから、そもそもあれだけ大きい銅製の仏像をつくることがいかに大変か、ということを知りました。さらに、何度も燃えてしまい、そのたびに建て直されたということが、「奇跡」のようなことだったことも知りました。その大事業を命をかけてやり遂げた人たちがいたから、あの大仏さんを私たちが見ることができるんだなあ、と気付いたのですね。

そして、仏像holicになりました。
こんなふうに、観て「おー!」と感動して、知って「ほお~」と感心して……を繰り返しているうちに、見事に仏像ループにはまりこみました。
なかなか抜け出せない無限ループです(笑)。

有名な仏像でもまだ拝観してないものもたくさんありますし、無名の仏像まで入れたら無限といってもいいでしょう。おまけに「好き!」と思ったら何度も会いたくなるのが人情ってもんです。新規開拓もしたいけど、リピートもしたい、となるわけですよね。

いや~、困った困った!
でも、この果てしない感じが、またよいのです。

私はどんどん歳をとっていきますが、仏像はほとんど変わりません。
変わっていない仏像を観て安心したり、その仏像を観て、自分の感じ方が変わっていることに気づいたりするのがまたよいのですね~。

こうして、ブツタビしたくなっちゃうんですよね。ほんと、無限ループです。
きっと死ぬまでこのループからは逃れられないんじゃないかと思います(笑)。
楽しい苦しみです。

そんなわけで、また、ブツタビに出かけますよ~!
次は、どこに行こうかな…。

(おわり)

仏像holicになった理由ーブツタビのルーツを追え!ー


あなたが一番好きな仏像は?
仏像好きなんですよ~、というと、一番好きな仏像は?と聞かれることが多いです。この質問が一番困るんですよね!、って仏像好きな人はみんな言うと思うんですが。 数え出したらきりがないですものね~~。
#でもこういう話題は多分すべての仏像好きは好きだと思う。「困る~」とか言いながら頬はゆるんで目じりは下がっているはず(笑)。

私も、なかなか上げずらいのですが、うんうん唸りながら、…渡岸寺の十一面観音(滋賀県)さんをあげます…
渡岸寺の十一面観音さんは、白州正子さんはじめ多くの文化人が褒め称えている、あまりにも有名な仏像。まさに問答無用のお像です。
私がこのお像に初めて出会ったのは20歳の夏。それまでも、何冊かの本で存在だけは知ってたんですけど、みうらじゅんさん・いとうさいこうさんの名著『秘見仏記』を読んで、こりゃあ絶対行かなくちゃ!と思ったんですよね。

「見仏記」に続く第二弾。私にとってはシリーズの中で最も大切な一冊。

んで、実際見て。その美しかったこと!!!
私は、今もその時のブツトモ(仏友)Mと交わした会話まで記憶しています。自分がノートに興奮して書きつづった内容すらなんとなく覚えてるくらい。とにかく、あまりにも強烈に美しい存在と出会ってしまったのです。

「ブツタビ」のルーツ
この旅こそまさに、私にとって「ブツタビ」のルーツなんじゃないかと思います。それまでも展覧会があったら行くし、近所の仏像はよく見に行ってましたが、「仏像を見るために遠くまで旅をするという行動=ブツタビ」を始めてやったエポックメイキング的な出来事でした。その時に出会った十一面観音さんに会いたくて、その後、2年に一度はこのお像を訪ねて滋賀県高月町を訪れるようになりました。そういう意味でものすごく私にとって大切な仏像です。

…いや、まてよ。
ブツタビのルーツといえば、…最も影響を受けたという意味では小学三年の時に出会った、伊豆の願成就院か?!
そうだ、そうです。ルーツといえばこれかもしれません。

実は、私の父親の一族は箱根から伊豆半島にかけて分布してまして、伊豆の真ん中へんには一番お世話になった伯母の家があります。
夏になるとその伯母の家で夏休みを過ごしていたのですが、ある日、私が仏像好きだと知った伯母が連れて行ってくれたのがこの願成就院なんです。伯母の家から車で20分くらい。源頼朝・北条政子ゆかりのお寺です。

とはいっても、こじんまりとした街のお寺といった雰囲気。建物は鉄筋コンクリート製。重たい扉を開けて薄暗い庫内に入った時、その仏像たちの姿が浮かび上がりました。

「うわ!」
子ども心に「息をのんだ」のを覚えています。めちゃくちゃかっこいい仏像が所狭しと並んでいたのです。

当時は知る由もありませんでしたが、私が度肝を抜かれるのも当然といえば当然。
こちらのお像は、あの運慶が造像した仏像たちだったのです。
運慶さんは、今から800年ほど前(鎌倉時代)の仏師。一言で言うと「天才」ですね。奈良仏師・慶派の棟梁の息子として生まれ、東大寺・興福寺などでも活躍した人です。

当時、仏像の知識なんて全然なかったですけど、このお像たちがずば抜けてかっこいいことはすぐにわかりました。理屈じゃないですね。
それ以来、夏休みに伯母の家を訪ねては、伯母にねだってこのお寺に連れて行ってもらいました。自力ではありませんが、これもブツタビのルーツといってもいいかもしれません。

木や空や海が美しいように、美しい
子どもの私にとって、仏像はどんな存在だったんでしょうか。
後付け理由みたいになってしまいますが、当時の私からしたらそれは美しい木や空や海と同じような存在だったと思います。

木の名前も知らないし、海も空も名前はありません。でも、美しい。それだけは変わらぬ事実としてそこにあります。本当にすごい仏像は、たぶんその領域にあるものなんじゃないかな、と思うんです。だから理屈じゃなく反応した、と。

すごい仏像には、とても人の手で作られたとは思えないような「気配」があります。ある仏師のかたが『木の中にある仏さんをほりおこすんです。木の中にもう仏さんはいらっしゃるから』と言っておられましたが、なるほど、そういうことかと思います。

仏像というのは、世界の真理を表す仏さんの姿を現したものですから、自然が美しいように美しいんでしょう。…特に私は日本のアニミズム的な世界観の中から仏像を見ていると思います。ですからなおのこと、木や山、空のように感じるのかもしれません。

(続く)

 

【犬スペシャル】土佐犬に会いたい②大志を抱きたくなる桂浜と闘犬センター


大志を抱いてもいいですか
さて、Sさんとお別れしてから、JR高知駅のロータリーに向かいます。バスに乗りこんで、闘犬センター、もとい桂浜を目指しました。

桂浜といえば、坂本竜馬、と連想しますよね。実はこれなんでだか知らなかったんですけど、実際この場所で何か歴史的事件が起こったとかそういうことじゃないんですって。割と近くに実母の実家があり、そういった縁からこちらに銅像と記念館を建設したので「桂浜→竜馬」、というイメージになったみたい。

桂浜の波。なぜか全景写真がない。どうして普通の写真をとらなかったのか自分がわからない。

それにしても美しい浜でした!
すごく小さいきれいな丸石がころころしてて、砂浜というよりも小さな石の浜って感じかな。波がざっぱーんと打ちよせる感じが外洋に接してる浜であることを感じさせてくれます。ここは流れが非常に難しいので遊泳は禁止されているとのこと。いや~なんかそれも納得の雄大な風景!

それにしても…何でしょう。ここに立っていると、妙に大志を抱きたくなるっていうか。
へんにテンションが上がって、「おりゃ~やるど~!」とか叫んだり、走りだしたりしちゃいそうな、そんな気配に満ち満ちています。うずうずとしてくるというか。

しかし、私は出張中で、思い切り「スーツの女」です。足元は皮のパンプスです。日曜日の午後に、この姿で一人で桂浜に来ているという段階で、周囲の人が少々心配な視線を投げかけています。ここでこれ以上、善良な皆さんを心配させる行為は慎もうと思い、靴を脱いで足を水に浸すだけにとどめました。
女の一人旅というのもなかなか気を使うものなのです。

いよいよ闘犬センターへ
さて、この浜のそばにあこがれの闘犬センターはありました。見た感じ、よく伊豆の浜とかにある「お土産海産物センター」みたいな感じの流れです。
早速入園料を払って時間をチェック。ここでこなすべきなのは、横綱犬の土俵入り、闘犬、子犬との触れ合い、この三点。この当時いくらだったかちょっと忘れてしまいましたが、現在の料金を見ますと全部で2000円みたいですね。

闘犬を観戦したくない方には、土俵入りと子犬との触れ合いだけなら500円みたいなので、こちらをお勧めします。
正直言って、私の場合、闘犬は見たくありませんでした。土佐犬は見たいですが、犬が戦いあうのを見るのは気が進まなかったのです。しかし、その「戦う」ということも彼らの属性なのですよね。そう考えて、ちょっと躊躇しましたが、やはりこれは見た方がいい、と考え観戦しました。

横綱、かっこええ!!
さて、横綱登場です!
土佐犬は、マスチフ、ブルドッグ、和犬などいろんな犬種を掛け合わせて作られた犬なので、いろんな大きさがあるんですって。小型、中型、大型、超大型の階級があって、この横綱君は多分「超大型」にあたるのかな?超大型は56kg以上だそうなので、この子は横綱ですからさらに大きいですよね。

その時の説明では、実際闘犬を行うのは中型犬が多いとのお話でした。なので、恐らく今日もこの子が戦うわけではないみたいです。まずはデモンストレーションってかんじでしょうか。それにしても、すごい貫禄です。

静かなる闘い
さて、横綱が下がって、今度は二頭の土佐犬が入ってきました。確かに先程の横綱と比べますとかなり小さい。全身が細身で機敏な感じです。
闘いが始まっても、ものすごく静か。なぜかというと「鳴き声、唸り声、走る、威嚇する」、こういったことをすると即「負け」なんですって。なので、二頭はお互いの喉元にかみついたまま、離れません。

時に頭を振りあうので、その時には周囲に涎が飛び散ります。私は一番前の席にいたので、たまに涎の雨が降ってきましたが、何か神聖なもののような気さえしました。

結局、勝負は引き分け。
離れようとしない二頭の鼻面に火を押し付けてようやく離れさせました。

それにしても、想像していた闘犬とはまるで様子が違いました。血が飛び散るわけでもなく、犬の鳴き声や唸り声もありません。
ただ、静かに二頭の闘気がぶつかり合うのを目撃した、という感じです。闘犬は残酷なもの、と思ってましたがこれを見る限り、ちょっと別物な気がしました。

これからもずっと闘犬を見続けたいか、と聞かれたらあれですけど、この機会に見てよかったです。少なくとも土佐闘犬の本質の一端を見ることができた気がしました。

子犬、めちゃかわいい~!
緊張感あふれる闘技場を後にして、子犬たちと触れ合えるコーナーへ。

ん!?カワウソみたいなのがいるけど!?

わ~、いました!飼育員のお姉さんが子犬たちを出してくれています。
かわいい!なんかテロン、としてますよ~。
これで一カ月くらいって言ってたかな?そう考えるとやっぱり大きいですよね。

おもに子どもたちが、抱っこさせてもらったりしてましたが、私もここは遠慮してる場合じゃありません。どんどん前に行って「私にも抱っこさせて下さい」とアピール。なでてみると、スベスベでビロードみたいな毛並みです。

スーツ姿の私を見て「大丈夫ですか?」とお姉さんが気を使ってくださいましたが…。
いいんです!毛だらけになっても泥だらけになっても抱っこしたいんです!…というわけで無事抱っこさせてもらいました。しあわせ~。ほんとに一瞬の抱っこでしたが、ほんとに行ってよかったと思いました。

赤ちゃんだからなのか、寝るのが大好きだそうで、いつもこんな風に兄弟折り重なって寝てるみたいです。いっぱい寝なされ~大きくなれ~

そんなこんなで、土佐闘犬との出会いは終了。

5年ほど前のことなはずなのに、あの時のことをものすごくリアルに思い出してしまいました。ぜひまたあらためていきたいなああ。

(おわり)

土佐闘犬センター
http://www.tosa.or.jp/index.html
高知県高知市浦戸6番地
アクセス:JR高知駅からバスで30分くらい(だったような)

本格的な冬到来。そして年末進行。


今日は本当に寒かったですね~!

そろそろ年末に向けて最後の追い込み。
先週からほとんど缶詰めになって仕事ばっかりしてます。…という人は多分多いはずです。
今ラストスパートになっているのが、2冊の文庫本です。両方とも歴史ネタで、なかなか骨が折れるのですが、勝負の時なので、がんばりますよ~!
それにしても寒い…

『この国は物語にあふれている』お伽草子展


お伽草子展に行ってきました
 ひと月ほど前のこと。「私の智恵蔵」こと歴史専門出版社Y社のできる編集者Iさんから嬉しいお誘い。 「むとうさん、物語って興味ありましたっけ?」 はいはい、詳しくないけど、もちろんお供しますよ。サントリー美術館のお伽草子展ですね!私もすごく気になっていたのです。

美しい図録!さすがサントリー美術館。

お伽草子というと、ちょっとピンと来ないかもしれませんが、子どもの頃、絵本で『浦島太郎』『ものぐさ太郎』とか『一寸法師』とか読みませんでした?あれです!あの物語たちはもともとこの「お伽草子」というジャンルのものなんですね。

お伽草子は、室町時代から江戸時代にかけて作られた、短編の物語のこと。テーマはもののけが出てくる奇抜なものだったり、庶民が出世する成功譚だったりして、多種多様です。基本的に、庶民が楽しめるようなユーモラスな物語って感じです。

一番の特徴は、そのほとんどに絵が添えられてること。図録で解説を書かれている徳田和夫さんは、擬音をたくさん入れたり、声色を変えながら声に出して読み上げてみてほしい、と言っておられます。なるほど、そんな事をしたくなるような雰囲気なんですよね。

物語は変容していく
それにしてもすごい展覧会でした。詳しくない私でもわかるような物語の絵巻や絵本がずらりと並んでいます。 まずは「お伽草子の源流へ」からスタート。『浦島太郎』の元ネタになった『浦嶋明神縁起絵巻』(重文)@浦嶋神社(京都)がどどんと登場。

おお~、これが浦島太郎の元ネタか、と思ってみてみると、あれ??なんか物語が微妙に違いますよ。浦嶋子(浦島太郎)が、海に船釣りに行って、亀を釣り上げてます。ん?確かここは、太郎ちゃんが砂浜で子供たちにいじめられてる亀を助けてあげるんじゃなかったっけ?

しかも、その釣り上げた亀が、美女に変身してますよ!そしてその美女をおうちまで送ってあげたらそこが蓬莱(常世)だった、となってます。ほおお~。これ、私が絵本で読んだときは確か、亀が恩返しに海の底にある竜宮城へ連れて行って、主人の乙姫様に歓待される…って話だったような…。解説によると、お伽草子では私の馴染んでいるストーリーに変容していったみたい。

身も蓋もないストーリー
ほかにもいろんなお話がたくさんありました。まったく知らなかったのですが『福富草紙』という物語がキョーレツでした。福富草紙のメインファクターはなんと『おなら』です。こんなお話です。

「むかしむかし。ある貧しい老夫婦がいました。鉄鈴を神様から賜る不思議な夢を見て、夢解きをしてもらうと『体から妙音が出て、幸いを得るお告げ』だとわれます。夫はお告げ通り、体から出る音=おならを出す芸を体得。それが評判になって大金持ちになりました。
隣に住んでいた老夫婦(ちょっと悪そう)は、それを羨み、夫を弟子入れさせます。『おならを出すには朝顔の実を飲むのが秘伝だよ』といわれ、さっそく服用。偉い人のところにその芸を披露に行きました。ところが、それは秘伝でも何でもなく、下剤だったのです。おならを出そうとしたら、下痢を撒き散らしてしまい…」

おいおいおーい!!なんてお話なんでしょうか(笑)。汚すぎる。っていうかおなら芸でお金持ちに、って。そもそもそこから無理があるような気がするんですけど。
Iさんのお話では、かなり有名なお話らしいんです。中世ではこういう下ネタのお話も多いんだそうです。特におならとか下痢とか、そういうの好きだったみたい。なんか小学生男子みたいw。

ばけもの(妖怪)がかわいすぎる
そんな初めて知るお話もたくさんありましたが、私が大好きなのは『もののけ』系の絵巻。有名な『百鬼夜行絵巻(ひゃっきやぎょうえまき)』(重文)も展示されてました!

図録カバーに登場している『百鬼夜行絵巻』のばけものたち。

百鬼夜行絵巻は、60以上の作例があるそうなんですが、今回展示されていた『真珠庵本』は最古の例だそうです。

昔から、「古い道具は年を経ると魂を持って変化(へんげ)する」と考えられてまして、「付喪神(つくもがみ)」とか「ばけもの」とかよびます。
「百鬼夜行」は、そんなばけものたちが夜に行列するというお話。お話といっても、絵があるだけで物語はないみたいです。何のために行列するとか、そういうのはないんですね。ただ変化して行列するという不思議さ。
うーん。なんだろう。ちょっと怖い、のかな。本来動かないものが動くってことが。 でもこの絵に出てるような化け物だったら全然こわくないぞ!むしろかわいい!

それにしても、日本人の創造力+デフォルメ力って素晴らしいですね。水木しげるさんをはじめとする漫画家の皆さんの世界にこの系譜は見事に息づいてますね。

こうして絵巻や絵草紙を見ていくと、今の文化につながってくものをひしひしと感じます。正直言って、添え書きの文章は、達筆すぎて判読できませんが^^;、絵を見るだけで十分伝わってきます。

「こうしてよく見ていくと、どういう服を着ていたかとかそういうことはもちろん、ああ、当時の人はこんな風にお風呂に入ってたんだ、部屋の中はどうなっていたのかとか、そういうこともわかるんですよ」 とIさんが言っておられました。なるほど、ストーリーだけでなく、そういう部分がまた面白いんですね。

絵巻物などは、これまで難しそうで、敬遠していましたが、もっと気楽に見ていきたいな、と思いました。よく考えてみたら、当時の庶民の人が楽しめるように絵師が工夫して書いてるんですから、私にもわかるはず!ですよね♪

サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/
*『お伽草子』展は、11月4日で終了しました。

 

【犬スペシャル】土佐犬に会いたい①高知って楽しい


高知県への旅
土佐、高知と言われて思い浮かぶものって何ですか?そうです、カツオですよね?(いきなり脱線)

もう5.6年前のお話になります。夏の終わりごろ。高知市内のお医者さんに取材をするというお仕事が舞い込んだので、私は颯爽と美味しいカツオはどこで食べるべきか、とリサーチ始めました。
やはり、一緒に取材していただくライターの方に、少しでも美味しいものを食べていい気持ちでお仕事していただきたいし、ね。実際のところ、美味しいけどそこそこリーズナブルなお店を探すというのも編集者の大切なお仕事なのですよ…。ふふふ…

私はこういう方面では割と有能ですので、なかなかいい感じの郷土料理屋さんを発見し予約。地元の方から「塩たたきを食べるべし」との情報もゲットしました。
なんと!カツオのたたきを塩で食べるとは!さすがカツオ大国です。
#最近はこの食べ方は一般化してるのかな?当時はあまり聞かない食べ方だったのです。

もちろん出張の日程は、さりげなく土曜日に設定。そしてさりげなく自費でもう一泊宿を予約。
取材はちゃんとやりますよ。…でも、日曜、昼間の便でお帰りになるライターS氏を見送った後は自由時間です。つまり1・5日はフリータイムなわけです。
これは、あれだ!
夢の「土佐闘犬センター」に行くチャンス到来!?念のため、Sさんに「闘犬センターで土佐犬を見たり抱っこしたりできるみたいなんで、自費になっちゃいますけど一緒に行きませんか?」
とお誘いしたところ、『お前一人で行け』と冷たくあしらわれました。

今思えば、「あの竜馬で有名な桂浜に一緒に行きませんか?」といえばよかったのか…。普通はそっちの方が有名なんだし、そいで「せっかくですから土佐男の魂・闘犬も見ていきませんか?」とか言ってセンターに行ったらよかったんでわ?と今気付いた…。うーん、失敗した(笑)。

高知県は見たいもの食べたいものがたくさんなのです
しかしとりあえず、高知竜馬空港についた私たちは早速取材地へレンタカーで向かい、無事仕事終了(いや、ちゃんと仕事しましたよ。マジで)。

土佐の郷土料理が食べたくて。5年前の当時では食べログとかそういう便利なもんはなかったんですよね。隔世の感あり。

夕方には予定通り土佐の郷土料理屋さん『陣屋』にて塩たたきにありつきました。いや~、これ美味しいんですけど、カツオが新鮮じゃなかったら無理だわ。塩が容赦なく素材の味を引き立てますので、少しでも臭みがあると多分相当ダイレクトにきます。
ほかに、ニシ貝の焼いたのとか、サバすしとかたくさんいただきました。
#なぜか料理の写真撮るの忘れてた^^;

同行者のライターSさんは、あすの午後一の便で東京に戻りますが、それまでちょっと時間があります。
ここまできたらやはり、高知名物・日曜朝市にいかねばなりますまい!もちろん高知城にも。

日曜朝市、半端ないです!
高知県の日曜朝市はなんと1690年から続いているという歴史ある朝市です。300年もずーっとやってるんですねえ。すごいなあ(もっとも日曜日に開催となったのは明治維新以降でしょうけれども…)
こういうときの私はばっちり早起きできます。6時に起きて支度をし、ライターさんを起こして一緒に朝ご飯を食べて7時半にはホテルから朝市に向かいました。 高知市追手筋というところで、約1・3キロメートルにわたりお店が所狭しと並んでいます。
とりあえず、おお!アサヒガニ発見!(写真一番左・中央下)。
あと、なんだろう、ガザミかなあ。やたら美味しそうなカニも茹でて売られてますよ。ああああ、朝ホテルでご飯食べなければよかった~~
それに、このアユ、見てください!こんなにプリップリで美しいアユがひと盛1000円ですと!

そのほかにも、これでもかと美味しそうな物が売ってましたが、とりあえずおばあちゃんが売ってたお寿司とあんこの入ったお餅を買って食べながらそぞろ歩き。
買いたいものがたくさんでしたが、何しろ生ものは日持ちがしないので、あきらめてお城へと向かいました。

高知城、いいわ~
さて、高知城です。こちらは本丸の建物がごっそりと建造当時のまま残る、全国でも唯一のお城。重要文化財に指定されています。
おおお。かっこい~!そいでもってここの天守閣からの眺めがまた格別でね。
ふは~~。いい気分です。
高知というと、幕末が有名ですが、それ以外にもみるべきものがたくさんありますね。満足して疲れ切ったSさんを空港までお送りして、いよいよ一人で念願の土佐闘犬センターです。わあ。どきどきするなあ。
(土佐犬に会いたい②大志を抱きたくなる桂浜と闘犬に続く)

【犬スペシャル!】日本犬にあいたい


日本犬が好きなんです!
ニホンオオカミに思いをはせていますと、日本犬にもまた思いが飛んでしまいます。
日本犬って、ほんといいですよね~~。

日本犬と言えば「柴犬」。カレンダー「子柴」2013から。かわゆいなあ。

はっきりいってどんな犬もそれぞれ素晴らしいんですけど、日本犬のりりしい姿には理屈抜きで魅かれてしまいます。

私は、以前とある出版社に所属していた時、犬猫のカレンダーを作っていたことがありまして、その時には、「柴犬」のカレンダーを二点新作として担当させていただきました。

当時、企画会議では、
「マーケティング的に、景気も悪くなると保守的な風潮が高まり、内向きになるため、従来の犬種が人気が出るのです」…なんてプレゼンしましたが、もちろんこれも本当にそうなんですけどね、何のことはない、自分が好きだったから、っていうのが一番の理由です。

実は個人的に、「日本犬」はずっと気になってひそかに追いかけていたテーマなのです。ご存知のように、犬は人間が最も早く家畜化した動物で、生活を共にしてきたコンパニオンアニマル。このイキモンブでも、実際に日本犬の故郷に行って、日本犬のレポートをしていきたいともくろんでます!

けっこう多い!日本犬の種類
日本犬、と一口にいっても実はいろんな種類があります。実は、日本犬って「天然記念物」なんですよ。知ってました??!

文部省(当時)は、純血種がどんどんいなくなっていくことを危惧し、「狩猟の暮らしを伝える猟犬」を日本犬として天然記念物に指定しました。
一番初めに指定されたのは「秋田犬」(昭和6年)。ついで、甲斐犬、紀州犬、越の犬(残念ながら絶滅)、柴犬、北海道犬、四国犬が指定されました。現存では6種が指定されています。
ほかにも、川上犬(長野県指定天然記念物)、琉球犬(沖縄県指定天然記念物)など、県指定の日本犬、「山陰柴犬」など、また指定されていなくても、たくさん在来犬種がいるんだそうです。すごいですね。

ちなみに、今一番有名な日本犬は、ソフトバンクCM「おとうさん」ですよね。彼は北海道犬(アイヌ犬ともいう)です。北海道犬は白い色、ってわけじゃなくて、赤色(茶)が多いんじゃないかな?
それからちょっと前に、ブサカワで有名になった「わさお」君。彼は秋田犬です。「ハチ公」も秋田犬ですが、だいぶ印象が違いますね。わさお君は長毛種の秋田犬です。

「和犬」じゃない日本犬もいます
和犬じゃない日本犬、というのもいるんです。どういう意味かというと、もとは外国からやってきた犬なのですが、日本で交配されて固定化され、日本原種と認められるようになった犬なんですね。こういうのも広義では「日本犬」と呼びます。狆(ちん)、日本テリア、日本スピッツ、土佐闘犬の4種類がいます。

土佐闘犬は一般的に土佐犬と呼ばれますね。よく飼い主や隣人をけがさせてしまったとか、殺してしまったとかでニュースになってしまう犬種です。
そのために、どうも「怖い犬」というイメージがありますよね。なにしろ「闘犬」だし。

だけど、これもある意味しょうがないんです。だって闘犬を行うためにより強く、闘争心をもった遺伝子を組み合わせて犬種を固定化してるんですから…。ふと闘争心に火が付いてしまったりするのも、犬のせいじゃありませんよね。
ですので、土佐犬を愛しているであろう飼い主の方でけがをされた方は、むしろ、自分を責めたりしてるんじゃないかな?と思います。それだけ強い犬なんですから、人間がいろいろ気配りをしなくちゃいけませんもの。それを一番知っている人たちですからね。

さて、土佐犬、ほんとにそんなに怖い犬なんでしょうか?…そう疑問を感じたら、会いに行くしかありませんよね!!
そんなこんなで、数年前になりますが、土佐犬に会いに行ってきました。土佐桂浜まで!(出張にかこつけて!)
(土佐犬に会いたいに続く)

イシブカツvol.8③古代に思いをはせつつ…うどんでしめる。


埼玉古墳群、でかい!
さて、大きな板碑を見たらいよいよ。埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)で古墳へゴー!

埼玉古墳群全図。(「ガイドブックさきたま」P2より引用。ピンク字はムトウの補足)

古墳となるとイシブ、とうかレキベンのテーマな感じですけどね。 実はこの埼玉古墳群にあるさきたま史跡の博物館で「原始・古代の職人集団」という講演会があり、それを聴講したい、というの

も今回の大きな目的の一つだったのです。

前回、聴講した栗島先生の講演会「古墳へと運ばれた石」の中で、大きな石を切り出したり、加工する専門的な技術を持った人たち(職能集団)が、縄文時代くらいからいたんだよ、とおっしゃられて、実際石を切り出したであろう集団の古墳の話などをしてくださっていたんです。

それで、ひょっとしたらそんなお話が聞けるかな?と思ってお邪魔したんです!せっかく講演会を聞くなら、やはり全国でも有数の古墳群を見ないわけにはいきません。もちろん、最初にご紹介した八幡山古墳の石室を見るとわかるように、石は重要な素材ですからね。

日本最大の円墳なんですよ~~! 

円墳のなかで日本最大なんですよ!!丸墓山古墳。もっと埼玉県民は誇ってもいいんじゃないかな~~^^;

丸墓山古墳。でかすぎて全体像が全く分かりません^^;。

さて、そんなわけで、まずは丸墓山(まるはかやま)古墳です。 この古墳、円墳(真ん丸な形の古墳)なんですが、何と日本最大なんですよ!! これってすごいことですよ。声を大にして言いたい!!

古墳とかそういうのは関西の方がすごそうじゃないですか。関東は後進国みたいな、ね。でも、必ずしもそうじゃないと思うんですよ。これだけ大きな円墳があるということは、これを作れるだけの文化、それを揺籃する富の集積=権力が、この地にあったということですもん。

「埼玉県民、ここ威張っていいとこだから!!」

説明板に小さく書かれた「日本最大です」の言葉に、石田さんも思わず突っ込んでます。いや、ほんとそうですよ。「日本一」って。それだけで商売になるってのに…(ブツブツ)。

実は、この埼玉古墳群のある行田は先日公開された映画『のぼうの城』の舞台になった場所です。 こちらの丸墓山は、その時に石田三成が水攻めをする際に本陣にしたんだそうです。確かに、周囲は平たいので、この古墳の上に立つと四方が見渡せます。正面に忍(おし)城天守閣も見えて、ばっちりですね。 きっと、これからは戦国武将マニアがたくさん訪れるんだろうなあ。

国宝・金錯銘鉄剣の出土した場所
さて、そんなでかい円墳のお隣にはこれまたでかい前方後円墳がありまして、これが有名な「稲荷山古墳」です。

稲荷山古墳。やっぱり大きすぎてよくわからない写真。

日本史をとってた人は覚えてると思いますが、あの有名な「国宝・金錯銘鉄剣」が出土した場所。 この鉄剣、なんでそんなにすごいかというと、115文字の文字が象嵌されていたんですが、それには、埋葬された年、埋葬された人の名前や略歴が記されていたんです。これは、あの古事記や日本書紀の成立よりも250年もさかのぼるんだそうで、記録としてとっても貴重。

鉄剣エンピツ!絶対つかえない!105円。

250年前って結構昔ですよ。私たちで考えたら江戸時代中期ですもんね。だから、もし日本書紀を作った人がこの鉄剣を見たとしても、おお、そんな昔の記録なんだなあ、と思ったんじゃないかな、と思うんです。ってくらい古い記録です。

ちなみに、その鉄剣は、こんなグッズもありました。もちろん買い! へた字系フォントって感じで味があっていいですよね。だれかこれフォントで作ってくれないかなあ。そしたら買うのに。

さて、そのまた隣にでかい前方後円墳があります。「二子山古墳」です。これもめっちゃでかい。なんか写真載せても意味わからない写真なので、写真はもういいやw。 実はこの古墳は、武蔵野国(現在の東京、埼玉、神奈川県一部)で一番でかい古墳です。全長134メートル。でかいなあ。

なんだか埼玉古墳群、古墳がでかいし出土品もすごいし、なんかも息切れしてきましたよ。だって、この狭いエリアに大小取り混ぜて40基も古墳があったことがわかってるんですって。現在は9基だけが保存されてますが、9基だって十分多い!

さて、最後にもう一基だけご紹介しましょう。

将軍山古墳。展示館があります。

将軍山古墳です。こちらは円墳部分にダイレクトに展示されていて、中に入って復原をみることができますよ。
石室の構造は、前にご紹介した八幡山古墳と同じような感じだったみたいですね。天井は大きな板石が乗ってて。
馬具や鎧など、いかにも武人らしいきらびやかな装飾品がたくさん出土したそうです。とにかくゴージャス。

さて、そんなこんなで、歩き回ってましたらそろそろおなかがすいてきました! イシブカツでは、「地のものを食べる」が基本です。 しかも、ゴージャスなものというよりは、そこに住んでいる人が普段食べているものを食べたいと思ってるんですね。そんなわけで、埼玉の石ものを見て廻ってる間は、当面「うどん」で決まり!

肉汁うどん。

調べてみると埼玉古墳には、埼玉では有名なうどんや『田舎っぺ』の支店があるではないですか。

午前中に、八幡山古墳→真名板板碑→埼玉古墳群をこなした私たちのおなかはぺこぺこ。

定番の肉汁うどんときんぴら、糧(かて)を注文しました!

すごいボリュームですが、一気に完食!美味しい!! こちらのうどんは、とっても正しい武蔵野うどんだと思います。麦粉の香りもいいし、こしもガッツり。うどんのつゆも甘すぎず、カツオだしが効いていて本当においしい! 埼玉古墳に行ったらぜひこちらのうどんを食べてみてください。埼玉以外の人は、おお!?と思うと思う。私もそうですけど、埼玉の人はこういう食べ方をしてるんですよ!当たり前すぎていわないんだけど^^:;。

すっかり満腹になった私たちは、本日の最大イベントの講演にいきました。わくわくしながら行ってみると… あれれ?? なんだか、告知されていた内容とちょっと違うぞ?まじっすか!? 結局、大変失礼ではありますが、途中で失礼していました^^;。ちょっとがっかり。

こうしてイシブカツ8回目は無事に終了。 帰り道に実はもう一基板碑を見ましたが、それはまたの機会にご紹介しますね。いやあ、やりきった!!
(「イシブカツvol.8」終り)

さきたま史跡の博物館・埼玉古墳群
http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/index.php?page_id=157