セマルハコガメに会いたい


突然ですが、亀も好き

爬虫類の中で断然好きなのは、「亀」です。
トカゲも好きですが、…いや、でもやっぱ断然「亀」ですね。うん。

突然な思い付きのようですが、ついこないだ、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター研究員の方々の発表で「亀の甲羅はあばら骨(肋骨)から背面に広がってできることがわかった」といったニュースを見て、そんなことをふと思ったわけなんですが。

亀と言っても本当にさまざまな種類がいますよね。
たとえば世界最大の亀は「オサガメ」です。甲羅の長さが何と約2m、900㎏ほどにもなるというんですから驚きます。すごすぎますよね!!!かっこいい!!!!

日本では、以前は名古屋湊水族館で飼育されていたらしいのですが、現在はいない様子。ネットでいろいろ検索してみても、亀マニアの皆さんが、ぜひ見てみたい、とおっしゃられているので、やはり自然環境下でないと見ることが難しいんですね。

さて、一方、日本では、どんな亀がいるのかというと、よく見られる外来種も含めて「6科11属13種(2亜種)」が確認されているようです。

オサガメも上陸はしてないですけど近海には来たりしてるみたいなので、それもオサガメ科としてカウント。
ウミガメ科のアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイ、スッポン科の二ホンすっぽん、イシガメ科のクサガメ、二ホンイシガメ、ミナミイシガメ、セマルハコガメ(ヤエヤマセマルハコガメ)、などがいます。

セマルハコガメに会いたい
さて、そんなカメさんたちの中で天然記念物に指定されている「セマルハコガメ」が今回の主役です。「セマルハコガメ」は、日本だと、石垣島・西表島に生息している「箱亀」です。

なんというか、亀というと「頭と手足をひっこめる」っていう印象ですよね? この箱亀さんたちは、さらに一歩攻めてる(いや守ってるというか;)んですよ。
胸とおなかの間に蝶番(ちょうつがい)みたいなのがあって、ひっこめるだけじゃなく、腹甲でビッタンと閉めちゃうんです。蓋したみたいに。結果、箱みたいにきっちりした感じになるので「箱亀」とよばれてるんですね。

以前から、ぜひ現地で会いたいなあ、と思っていたんですが、残念ながら会えずじまい。石垣島、そこそこ回数行ってるのになあ。
石垣島によくいく友人や在住の友人が言うには、「その辺でよくみる」そうですけど、タイミング外してなかなか会えなかったのです。
セマルハコガメの焼き物

(余りに会えなくて悔しくなって、衝動買いしたセマルハコガメの置物。「内臓までちゃんと作ってるさ」と言われてついつい3000円で購入した。)

ところが(もう二年前になっちゃいますが;)、久しぶりに上陸した西表島で、ついに出会うことができました!!
セマルハコガメおおおお!!いた~!!!
本当に草むらに普通にいました!

見てください、この甲羅の美しいこと。写真の色でちょっとあれですけど、ほとんどオレンジのような輝きのある茶色と、深いこげ茶色のコントラスト。

あんまり、うれしくて私が興奮しすぎたせいでしょうか。
居心地が悪くなったみたいで、もっと深い草むらへと逃げて行ってしまいました。ううむ。草むらであんまり写真がうまく撮れなかった。何しろ突然のことで携帯しか持ってなかったし。ううむ無念。
セマルハコガメの焼き物おそらくこんな感じでした!たぶん!

実はそのあと、石垣島の宿に戻ってから、庭にいるのを発見しました。そして、散歩してても発見しました。わあ、「その辺にいる」って本当だ。いったい私はこれまで何を見ていたんだろう…。節穴…。

それはともかく、こんなに美しい亀がいる場所って最高ですね!
また石垣島に行きたいなあ。次回行ったらかなり発見できる自信ありますよ…。