file.114 武蔵野茶房の「クリームあんみつ」

いちにちいちあんこ

今日は、編集のお手伝いをさせていただいております中村彰彦先生の講演会が西東京市、田無にて行われました!

私もいそいそと拝聴に伺いましたよ♪

会場は満員御礼。160名のお席があっという間に埋まってしまい、残念ながら全員坐ることができなかったと聞きました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます。そして座れなかった皆様も、本当に申し訳ありません!ぜひまたの機会によろしくお願いいたします。

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さて、本講演ですが、テーマは『武田信玄の姫君二人と保科正之』。
これはまさに今、ご一緒させていただいておりますご本『疾風に折れぬ花あり』のテーマでもあります。

『疾風に折れぬ花あり』の主人公は、戦国時代の名将・武田信玄の末娘・松姫こと信松尼。
名流・武田家は、信玄が亡くなって、あれよあれよという間に滅びの道をひた走ってしまいます。その激動を、美しい花のような松姫が、兄たちに託された幼い姪姫たちを守りながら、八王子に落ち延び、見事にその生を生き切る様子を描いたのが本作です。

講演会では、織田信長・信忠軍によって、追い詰められていく武田勝頼。武田の武士道を体現するかの如く、雄々しく高遠城合戦で戦死した仁科盛信のお話から、盛信の同腹の妹である主人公・松姫が出家後、異母姉・見性院と再会し、のちに、会津藩藩祖となる名君・保科正之を育てていくお話しまでみっちりとお話しくださいました。

「一時間半で、盛信、松姫、見性院、保科正之について話すのは難しいよね」

先生はそう言って笑っておられましたが、本当にその通りです。一人一人が大変魅力的な人物です。時代的にも戦国末期から江戸初期までですから、とてもとても語り切れない、激動の時代。

そんなわけでして、もっともっと詳細を知りたいという皆様には、ぜひ、ご本を読んでいただけたらな~っと。特に戦国時代が好きな皆さんには、ぜひともお勧めしたい!
武田家がなぜ滅んでいってしまったのか。中村先生ならではの分析、読み解きでもって語られていきますが、目からうろこが落ちまくりますよ!!
そして、盛信のかっこよさ、松姫の健気さと強さなど、登場人物の魅力にノックアウトされること間違いなしです。刊行は、4月を予定しておりますよ~!

さてさて、講演会が終わった後、先生と皆さんで、先生お勧めの老舗喫茶店『武蔵野茶房』に立ち寄りました。

皆さんが、コーヒーとホットケーキを注文する中、私はあんこ食いの魂を御しきれず、「クリームあんみつ」を注文してしまいましたよ。

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見てください、このセッティング。おしゃれですよねー!
正方形の和風のお盆の上に、和紙、そしてスプーンの側には一輪のお花が。

抹茶のアイスかソフトクリームかが選べまして、黒みつか白みつかも選べます。私はオーソドックスにソフトクリーム・黒みつにて♪

20160207-4すごいすごい!見てくださいこの豪華さ!
白玉、栗、色とりどりの寒天に、サツマイモの甘納豆まで入ってますよ!

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そして、あんこもちろん入っています。美味しい!
甘さ控えめの粒あんです。ほっこりとして、適度な水分。すっきりと上品な感じですね。

贅沢を言うと、ほかの要素を少なくしてでも、あんこの量が多いと嬉しいなあ。あっという間になくなっちゃいましたよ~><。。。

でも、それは、本当に贅沢なお願い。

これだけ具だくさんのサービス満点なクリームあんみつはなかなかないですよ!
作り手の心がこもったあったかいあんみつでした!

また、基本的には喫茶店なのかもしれませんが、こういった甘味やケーキのほかにも、親子丼のようなお食事ものも充実してる感じでした。家の近くに一軒欲しいなあ、そんなお店でね!

先生、今日もありがとうございました~!

武蔵野茶房
http://www.musashinosabo.com/index.html

file.65 芋甚の「小倉あんみつ」

いちにちいちあんこ

昨日は絶好のお花見日和でしたね!
気候もまるで5月のような陽気でしたし、お散歩にもってこいの一日でした。

そんなわけで、私は友人と上野駅で待ち合わせをして、芸大美術館で開催中の「観音の里の祈りと暮らし」展を見てから、ぐるりと根津のほうに廻りました。

根津と言えば、そうです。芋甚さんですね!散歩の途中にもちろん立ちよりましたよ~!

こちらは、小倉のアイスクリームが有名です。アイス最中も美味しいですよね。でも、今日はイートインで、小倉あんみつをいただいてみました。
小倉あんみつ

うわあ。美味しそう!

こんなにたっぷり入って470円です。アイスクリームをダブルにしても530円とかだったかな?下町の心意気を感じますね!
小倉あんみつ

「そのあんみつ、なんだかキラキラしてるね!」

小倉アイスクリームを頼んだ友人(あんみつ苦手)が、私のあんみつを見て叫びました。もともと黒みつをかけてくださってるんですけど、その黒みつが全体をパックして、この照りを生んでるみたいですよ。
小倉あんみつ

あんこはこし餡です。このあんこがまた美味しい!甘さは適度です。甘いけど甘すぎず、豆の味がしっかりと伝わってきます。

小倉あんみつ

そしてもう一つの主役、小倉のアイスクリーム。こちらのアイスはさっぱりすっきりとしています。小倉なんですけど、こってりじゃなくて軽い。こしあんと小倉のアイスクリームは受け持ち箇所が違うって感じで、絶妙なバランスです。

黒みつもたっぷりなんですけど、少し遠くに酸味がある方向の蜜で、まったく飽きません。寒天は弾力強めで、寒天とゼリーの間くらいかな。一気に完食。蜜も飲んじゃいました。美味しかった~♪

それにしましても、やっぱり根津はいいですね!
ほんと、住んでみたいなあ。

芋甚
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13003559/

 

 

 

file.61  鶴屋吉信の「あんみつ」

 

いちにちいちあんこ

東京国立博物館の別館「平成館」の一階には、鶴屋吉信さんが出店しています。

こないだ、石田石造(女)センパイと一緒に見に来たときにも、やはりこちらであんこものを購入して一休みしましたが、今回もやはり素通りできませんでした。

こちらは何と言っても、いわゆる売店でその場でも食べられるようにしてます、お茶は自販機でお好きにどうぞ…、みたいなスタイル。

なので、あまりゆっくりいかにも京都な老舗の和菓子を味わう…という感じでもないのですが、いかにもイートインらしいメニュー「あんみつ」があります。

しかし、パックに入っている状態で630円もするので、私はこれまで二の足を踏んでました。それならみはしさんで、あったかいお茶をいただきながらあんみつ食べてもいいもんね、なんて思っちゃって。

しかし、ここはさすがの石造センパイ。

「すみません、あんみつ二つ!」

と颯爽と注文してくださいました。もちろんセンパイのおごりです。わああ、すみません!ありがとうございます!!…と恐縮しながらも、喜びを隠しきれないワタクシ…。
あんみつ

そしてこちらがそのあんみつ!!
テイクアウト用のあんみつを、ちょっとだけ気づかいプラスして提供してます~って感じです。

あんみつ

あけてみますと、二段構成。あんことえんどう豆、サクランボは二段目のお皿に。
これを全部寒天の上にのっけて、と…

あんみつ

黒みつかけたら、あら、本格的ですよ!!
シンプルにど直球なあんみつです。
あんみつおお!あんこ、美味しい!
さすがさすがの鶴屋吉信さん!寒天も、臭みがなくていいわあ。
えんどう豆もいいなあ。ふっくらしていて美味しい!品があるなあ…

「むとうさんは、あんみつにミカンって許せる派?」

えんどう豆の端正なおいしさを味わう私に、おもむろに問いかける石造センパイ。

「私は、ミカンとかそういう余計なものはいらない派だから、このすっきりした構成はすごくいいと思ったのよ」

確かに。このストレートな構成は、何もごまかしがきかないですし、潔いなあ。

そうですね、そうそう!!
と私もきりっと賛同の意を表しましたよ。

たぶん、トーハクにいったらまた寄ってしまう、と思いますw。

石造センパイ、ごちそうさまでした~!!

鶴屋吉信
http://www.turuya.co.jp/index.html