ニホンオオカミに会いたい②


そんなわけで、メンバーは確定。
車に乗り合わせて出発!

釜山神社は、駅で言うと、秩父線波久礼駅が最寄り。
最寄りと言っても、徒歩だと結構歩くんじゃないかなという山の上。
車で行くと、国道40号線を波久礼駅前で左折して、風布(フップ)分校を通り過ぎてしばらくした山の上です。

この地域、「風布(フップ)」という名前なんですが、なんだかアイヌ語っぽいですよね。
埼玉県にはこういう名前が結構残っているんですよ。
波久礼駅も、奈良時代な感じでの古風な名前。歴史を感じます。

さて、ここでちょっとニホンオオカミとオオカミ信仰についてお勉強。

ニホンオオカミは、1905年に奈良県で確認されたオスの個体が確実な情報として最後のものとされ、現在絶滅種とされています。
でも、その後も目撃情報は各地で報告され、ニホンオオカミは絶滅していないと信じて探している方々もいらっしゃるんですね。
私も、全く詳しくないですけど、ニホンオオカミには生きていてほしいなあ、と思います。長らく日本人とニホンオオカミは一緒にこの大地で生きてきた動物同士ですからね。

大きさは、日本犬の中型犬くらいの大きさ。
一般的な柴犬よりちょっと大きいくらいってかんじでしょうか。日本犬よりも耳が丸くて小さく、吻も短かったらしい。
色味は茶色ベースで黒毛が所々入る感じ。夏毛と冬毛の色味はかなり違ったみたい。

私たちが、「オオカミ」と聞くと、ハスキーとかアラスカンマラミュートをもっとシャープにしたようなタイリクオオカミを想像すると思いますが、ニホンオオカミはもっと小さいし、ちょっと別の動物って感じです。
実際、写真を見てみても、え?ってくらい小さく感じます。

このニホンオオカミですが、日本では、「神のお使い」、または神として祀られていました。「大口真神(オオクチノマガミ)」と呼ばれます。
農業をする人にとって、作物を荒らしてしまう野生動物を殺してくれるオオカミはありがたい神であり、恐れるべき山の王者だったのですね。
特に、中部・関東ではオオカミ信仰が盛んでした。

その中心地は、秩父の三峰神社。有名なのは奥多摩の武蔵御嶽神社、そして今回訪れる釜山神社です。
関東の各地に「オオカミ講」が盛んに行われました。三峰神社などにお参りして、オオカミのお札をいただくと、一枚につき50戸の火難・盗難防止ができるというんですね。番組では現在もこのオオカミ講を行う、やはり埼玉県の鶴ヶ島市の集落を紹介していました。

(続く)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です